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「汗をかきたくない」は危険! 気をつけるべき熱中症対策

7/15(土) 6:50配信

All About

◆そもそも熱中症とは

「熱中症」とは、暑さによって起こる体の障害の総称です。以前使われていた「熱射病、日射病、熱痙攣、熱疲労、熱失神」などの言葉は、すべて熱中症の細かい分類。英語をそのまま日本語に訳しているため、人によってイメージが違ったり混乱したりしやすいので、最近はすべて「熱中症」と一括りにして、その中で重症度を測ることが多いようです。



ちなみに「熱中症」は「熱」に「中る(あたる)」と書きます。英語では「heat stroke」。つまり「熱に打たれる、やられる」。言語は違えど同じ表現なのですね。

◆熱中症症状への対策法

熱中症の症状は大体3段階に分かれます。

・軽症……めまいやこむら返りなどの筋肉の痙攣
・中等度……頭痛、吐き気、嘔吐、強い疲労感 
・重症……意識障害、肝・腎機能障害

軽い場合はとにかく涼しい場所に移って衣服を緩め、首や脇、ふとももの付け根などを冷やして体温を下げ、できれば冷たい水を飲んで水分補給をしましょう。症状がひどければもちろん早めに病院へ。

◆室内でも熱中症が起きる理由

体温調節に重要なのは、汗をかくこと。汗をかき、かいた汗が肌から蒸発することで体から熱が奪われ、冷やされるのです。ところが、窓を閉め切り湿度が高い状態では水分が蒸発せず、汗が体を冷やす働きが機能しません。さらに体温調節機能が少し弱っている高齢の方は特に汗をかきにくいため、うまく体温調節できずに熱中症になってしまうのです。



湿度と気温が高い場所は、お風呂や台所、サウナ、車内などが当てはまりますが、特に高齢の方の場合は普通の屋内でも、湿度と気温が上がりすぎないように注意が必要。たとえば室温28度、湿度が60度以上にならないようにするなど、一定の目安を持つようにしましょう。最近は岩盤浴での報告もありますので、岩盤浴好きな女性も注意してください。

◆熱中症になりやすい時期・時間帯、年齢の傾向

体が慣れる前に急な暑さにさらされると熱中症にかかりやすくなります。急に暑くなる7月半ば~後半と、一息ついてまた暑くなる8月の最初は要注意。また、時間は11~12時頃のお昼前と15時頃が一番発生しやすくなっています。営業などの仕事で外回りが多い女性も注意が必要です。



若者は男女を問わずスポーツ中、壮年男性は肉体労働中が多くなりますが、高齢者の場合は普通の生活の中でも起こるので、身近に高齢者がいる方は、こまめな水分補給を促したり、窓を開けて風を入れたり、エアコンや扇風機を回すなど、気温と湿度を下げる気遣いが重要です。

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最終更新:7/15(土) 6:50
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