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将棋・藤井聡太四段29連勝を検証 対戦相手は通算勝率5割以上が約86%

7/15(土) 10:03配信

AbemaTIMES

 デビューから歴代最多となる29連勝を達成した藤井聡太四段(14)。連勝ストップ後も連勝し、通算成績31勝1敗と、圧倒的な成績を残している。今後も活躍が期待される藤井四段だが、29連勝を戦った相手はどんな相手だったのか。今後を占う意味で検証してみた。

 昨年12月24日のデビュー戦以来、藤井四段は29連勝中にプロ棋士22人、アマ棋士2人と戦った。うちプロ棋士5人とは2局ずつ指している。対戦相手は先日引退した最年長棋士・加藤一二三九段(77)から、将棋界に2人しかいない10代棋士、増田康宏四段(19)と非常に幅広い。デビューから半年ということもあり、当然ながらどの棋戦でも一番下からのスタート。プロに成り立ての若手棋士、近年は不振のベテラン棋士などの対局が大半を占めた。

 一番下からのスタートとはいえ、実力者は多い。成績が悪ければ、順位戦でフリークラスとなり、その状態が続けば引退となるからだ。自然と勝率が高い棋士だけが生き残ることになるが、藤井四段が対戦したプロ22人の通算勝率を見ると、5割以上の棋士が19人、約86%にもなった。

 連勝中には、さらなる強敵も撃破している。勝率6割以上は7人、さらに7割以上に絞っても3人いた。通算勝率が最も高かった近藤誠也五段(20)は、まだ通算84局と少ないが、勝率は0.7500を誇る。また、2016年度の年間最多対局(65局)、最多賞(48)を記録した千田翔太六段(23)も0.7155と高い。さらにAbemaTV(アベマTV)などで中継され、日本中が注目した29連勝目の相手、増田四段も0.7033と若手ながら強敵を倒してきたことが分かった。

 今後は順位戦で昇級することで、成績上位との対戦が続くことになる。藤井四段の勝率も徐々に落ち着くと思われるが、いきなり大記録を打ち立てただけに、驚異的な勝率をキープしても不思議ではない。

 ※原稿内の勝率は2017年7月13日時点

 対戦日時 相手 勝率(2017年度/通算)

 2016年12月24日 加藤一二三九段 0.0000/0.5287
 2017年1月26日 豊川孝弘七段 0.3333/0.5289
 2017年2月9日 浦野真彦八段 0.3333/0.4765
 2017年2月23日 浦野真彦八段 0.3333/0.4765
 2017年2月23日 北浜健介八段 0.4285/0.5719
 2017年2月23日 竹内雄吾四段 0.5000/0.5000
 2017年3月1日 有森浩三七段 0.5000/0.5218
 2017年3月10日 大橋貴洸四段 0.8888/0.6666
 2017年3月16日 所司和晴七段 0.3333/0.4391
 2017年3月23日 大橋貴洸四段 0.8888/0.6666
 2017年4月4日 小林裕士七段 0.6666/0.5925
 2017年4月13日 星野良生四段 0.1428/0.4711
 2017年4月17日 千田翔太六段 0.6666/0.7155
 2017年4月26日 平藤真吾七段 0.1666/0.5287
 2017年5月1日 金井恒太六段 0.6250/0.5641
 2017年5月3日 横山大樹アマ
 2017年5月12日 西川和宏六段 0.2857/0.5354
 2017年5月18日 竹内雄悟四段 0.5000/0.5000
 2017年5月25日 近藤誠也五段 0.8461/0.7500
 2017年6月2日 澤田真吾六段 0.7142/0.6566
 2017年6月7日 都成竜馬四段 0.5555/0.6078
 2017年6月7日 阪口悟五段 0.1666/0.5279
 2017年6月7日 宮本広志五段 0.4285/0.5675
 2017年6月10日 梶浦宏孝四段 0.5000/0.6000
 2017年6月10日 都成竜馬四段 0.5555/0.6078
 2017年6月15日 瀬川晶司五段 0.4444/0.5424
 2017年6月17日 藤岡隼太アマ
 2017年6月21日 澤田真吾六段 0.7142/0.6566
 2017年6月26日 増田康宏四段 0.6923/0.7033

最終更新:7/15(土) 10:03
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