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腹腔鏡手術で患者死亡 26遺族と示談成立 群馬大

7/15(土) 6:04配信

上毛新聞

 群馬大医学部附属病院(前橋市)で腹腔(ふくくう)鏡などの手術を受けた患者が相次いで死亡した問題で、群馬大は14日、医療事故調査委員会の依頼を受けて日本外科学会が調査した死亡患者50人の遺族のうち、同日までに26人の遺族と示談が成立し、賠償金を支払ったと明らかにした。他にも数組と交渉がまとまったという。賠償額は遺族の意向を理由に示さなかった。

病院長「一番難しいのは意識改革」

 病院の信頼回復について議論する県と群馬大による協議会の会合後、田村遵一病院長らが記者会見して説明した。

 昨年7月に事故調が報告書をまとめた後、群馬大は遺族に個別に状況を説明。診療過程で過失があったと判断した事例について、補償する方針を伝えていた。

 群馬大が診療体制の改善や意識改革といった取り組みを報告し、県は「適切に実行されている」と評価した。病院改革の柱に位置付けている、県内の医師配置の適正化を担う地域医療研究・教育センターについて、群馬大は10月に設置予定と説明した。田村病院長は「一番難しいのは意識改革と考えている。今後も持続的に取り組みたい」と述べた。

 会合には県と群馬大、県医師会、県病院協会から計17人が出席した。次回は秋に開く見通し。

上毛新聞社

最終更新:7/15(土) 6:18
上毛新聞