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有明海の漂着物撤去開始 川副-鹿島、豪雨後始末にひと月も 佐賀

7/15(土) 11:45配信

佐賀新聞

 佐賀県は14日、九州北部の豪雨の影響で有明海沿岸に漂着している流木などの撤去作業に着手した。漁業や河川の排水門への影響を抑えるため、佐賀市川副町から鹿島市にかけて、六つの海岸の延長約24キロで回収作業をする。漂着物は約4千立方メートルに上ると推計しており、回収を終えるまで少なくとも1カ月程度はかかると見込んでいる。

 初日は佐賀市と鹿島市の2カ所で作業が行われた。東与賀海岸にはアシや大木、タイヤなどが流れ着いており、委託を受けた業者が重機を使って回収した。

 大雨の影響による漂着物の回収を前年も経験した建設会社の男性(52)は「潮の満ち引きの影響で、撤去したと思っても次の日には新たに打ち寄せられる」と話し、撤去には時間がかかるという見方を示した。

 国が経費の半分を助成する災害関連事業を活用して処理する。県によると、前年の撤去作業では約7500立方メートルの漂着物を埋却など最終処分をするまでに4~5カ月かかったという。県河川砂防課は「放置すれば、漁船のスクリューに絡まる危険があるし、排水施設に流木が挟まって開閉に影響が出る恐れもある。そうしたことが起きないよう、速やかに作業を進めたい」と話した。

 漁港内など海上の漂流物については県有明海漁協と連携し、全15支所を3ブロックに分けて22日から回収に取り組む予定。

最終更新:7/15(土) 11:45
佐賀新聞