ここから本文です

3年ぶりウミガメ産卵 長崎の脇岬海水浴場

7/15(土) 9:36配信

長崎新聞

 長崎市脇岬町の脇岬海水浴場で14日、ウミガメの卵が見つかった。絶滅危惧種のアカウミガメとみられ、脇岬での産卵は3年ぶり。住民らは前回同様に無事にふ化することを願い、「卵に触れず静かに見守って」と呼び掛けている。

 13日夕、市地域おこし協力隊野母崎地区担当の山本春菜さん(31)が砂浜で足跡を発見。14日朝、山本さんら3人で砂がかぶせられたような跡を掘ると、ピンポン球ほどの卵がいくつか埋まっていた。12日夜から13日早朝にかけて産卵したらしい。確認後はそのまま砂を埋め戻し、くいを打ってロープで囲った。

 山本さんは2週間前にも同じ浜で足跡を見つけたが、産卵に失敗した形跡があった。13日は他の2カ所でも足跡を確認。最初の場所から徐々に西へ約100メートルずつ移動しており、産卵場所を探していた様子がうかがえる。この行動は、産卵とふ化に成功した3年前と似ているという。「前回と同じウミガメかもしれない」と話す。

 長崎市の日本ウミガメ協議会会員の引地秀司さんによると、1回の産卵で産むのは120個前後。2カ月ほどでふ化するという。

 同町で飲食店を営む菅原洋樹さん(36)、真希さん(32)夫妻は、前回の産卵をきっかけに砂浜の清掃に力を入れてきた。待望の産卵に2人は「ふ化する時もきれいな浜であるようにしたい」と温かく見守っている。

長崎新聞社

最終更新:7/15(土) 9:36
長崎新聞