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《ブラジル》JHで剣道披露イベント開催=関心高いブラジル人集まり超満席に

7/15(土) 8:14配信

ニッケイ新聞

(ブラジル邦字紙「ニッケイ新聞」15日付)




 筑波大学サンパウロオフィス(大根田修事務所長)は7月1日、ジャパン・ハウス(JH、平田アンジェラ館長)で、剣道についての講演や稽古や試合を披露するイベントを開催した。午後5時半と午後7時半からの2回行なわれ、共に100人以上が集まり、立ち見の来場者もいた。

 本イベントはJHで9日まで開催した企画展示「竹―日本の歴史」と竹刀を関連付けて、日本文化の一端である剣道を紹介するものだ。

 講演は剣道教士八段の香田郡秀さん(59)によって行なわれ、剣道の歴史について解説。「剣は刃が2つあるが、刀は刃が相手側にしかない」など剣道に纏わる知識も紹介した。

 香田さんと共にブラジルに来た筑波大学の学生と、ブラジル剣道連盟に加盟する選手による稽古が行なわれた。相手をひたすら打ち続ける「掛かり稽古」では来場者は迫力のあまり息を呑んだ。

 イベントを終えた香田さんは「こんなに人が集まると思っていなかった。ブラジルで関心が高いことが分かった」と話し、「剣道を通じて日本を知ってもらい、ひいては剣道をする人が増えたら嬉しい」と述べた。
 合気道を習うギルエルミ・ドリセさん(40)は「フェイスブックでイベントを知り、興味を持って来た。剣道もぜひ習いたい」と話した。

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 香田八段の説明によると、刀の「鎬」とは刀身の中心を縦に走る膨らんだ部分のことをいう。実戦では鎬で相手の刀を払い除けて、切り込む隙を作るそう。転じて、激しく争うことを「鎬を削る」と言い、困難を堪え忍ぶことを「しのぐ」と言うようになったらしい。「雨をしのぐ」など日常的に使っている言葉だが、武士の真剣勝負に由来があったとは。

最終更新:7/15(土) 8:14
ニッケイ新聞