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小さな命引き継いで、16日にネコの譲渡会 山口市阿知須

7/15(土) 14:21配信

宇部日報

里親探し活動に協力を

 県動物愛護センターに収容されたイヌやネコは、新しい飼い主が見つからなければ1週間で殺処分される。しかし、生後2カ月に満たないほど幼かったり、風邪を引いたりしている子ネコは、1週間を待たずに命を落としているケースが少なくない。平田克恵さん(宇部市西岐波)、瘧師(ぎゃくし)八穂子さん(寺の前)らは、あすが危うい命を救おうと、宇部健康福祉センターに収容された子ネコを引き取り、自費で元気にして里親を見つける活動をしている。16、23日には、山口市阿知須のてしま旅館とコラボした初めての譲渡会を同旅館で開催する。時間は午後1~4時。

 県の講習を受けて、里親を探す目的で宇部のセンターから子ネコを引き出せるように登録をしている平田さん。昨年5月から毎週、センターに足を運び「スポイトでミルクを飲ませないといけないほど幼い」「そのままにしておくと、職員が休みの土・日曜日が越せそうにない」といった子ネコを引き出している。インターネットを通じて全国の譲渡ボランティア団体に掛け合い、元気にした子ネコに里親を見つける役目を担っている。

 瘧師さんは、子ネコを元気にする担当。新生児を育てるのと同様に、スポイトや注射器を使った2~3時間置きの授乳が欠かせない。幼くして収容されると、母乳が十分に飲めていないために免疫力がなく、7割が風邪を引いている状態。鼻づまりによる窒息死の危険が常にあり、目が離せない。今年になってからは24匹を元気にして里親に送り出した。

 店舗経営者やペットシッター、主婦など、あと数人が連携して活動しているが、治療費や去勢・避妊代などをそれぞれが自費で賄っているため、できることには限りがある。「イヌやネコを飼いたいと思っている人は、愛護センターにも目を向けてほしい」「野良猫に餌をやるのなら、去勢・避妊の責任も持つべき」「飼っているイヌ・ネコがいなくなった場合は、警察と保健所の両方に問い合わせて」と訴えている。同旅館とコラボした譲渡会を皮切りに、今後はもっと他団体とつながって活動していこうとしている。子ネコの一時預かりなど、協力してくれるボランティアも募集中。問い合わせは平田さん(電話090-7123-4883)へ。

最終更新:7/15(土) 14:21
宇部日報