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ベッテル、”シールド”デバイスのテストを中断。「視界の歪みでめまいがした」と低評価/F1イギリスGP

7/15(土) 6:30配信

motorsport.com 日本版

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、FIAが推進しているコックピット保護デバイス、”シールド”をテストした初めてのドライバーになったが、その評価は決して高くはないようだ。

【写真】シールドをつけてコースインするベッテル。”ハロ”よりは見た目が自然だが……

 ベッテルはイギリスGPのフリー走行1回目の走り出しの際、シールドをマシンに搭載した状態でコースインした。

 しかし、彼はインスタレーションラップを終えたところで、デバイスをマシンから取り外してしまい、以後このデバイスがマシンに取り付けられることはなかった。

 ベッテルは走行後、シールドをつけた状態でもっと多くのラップをする予定だったが、デバイスが気に入らなかったために取り外してもらったのだと明かした。

「今朝それを試したが、少しめまいがした」とベッテルは語った。

「前方の視界があまり良くなかった。スクリーンが湾曲しているためだと思うけど、かなり歪んでいたんだ」

「ストレートを走っている時は、かなりの吹き下ろしがあった。風が逆流して、僕のヘルメットを前に押したんだ」

「それをつけて走るつもりだったんだけど、好きじゃなかったから外したんだ」

 ドライバーの前からマシンのノーズに沿って伸びるこのデバイスは、マシンに乗り降りする際に影響があるかと問われると、ベッテルは「間違いなく、助けにはならない」と答えた。

「乗り込む時には問題にならないけど、降りる時は少し影響がある。だけどそれに慣れていないだけだと思うから、それは重要じゃない」

 シールドはイタリアの企業『Isoclima』によって開発されたスクリーンで、昨年実走テストまで行っていたハロより、マシンの見た目的に魅力があるとして推進されているデバイスだ。

 ベッテルは昨年のイギリスGPでハロをテストした際、視界に不安があることは認めたが、このデバイスを支持しているひとりだった。

 FIAはシールドの開発を進め、その最終版が2018年の導入に間に合うことを願っているが、シールドの導入が叶わなかった場合は代わりにハロが導入されることになる。

 一方で、レッドブルのチーム代表のクリスチャン・ホーナーはデバイスの導入自体を2019年に延期することを提案しており、性急に”シールド”導入を進めることに警戒感を示している。

Lawrence Barretto