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日本最北の出土「古代の鏡像」を初展示/岩手・久慈

7/15(土) 11:59配信

デーリー東北新聞社

 岩手県久慈市にある市歴史民俗資料室(旧市立長内中)の特別公開が17日から始まる。今回の目玉は、2015年12月に同市旭町の昼場沢遺跡から発掘され、鏡の表面に仏像などを線刻した「瑞花双鳳八稜鏡(ずいかそうほうはちりょうきょう) 線刻阿弥陀三尊鏡像(せんこくあみださんぞんきょうぞう)」。古代の鏡像としては日本最北の出土事例で、保存処理した後に市内での展示は初めてとなる。23日まで。

 鏡像には、中央に阿弥陀如来、右に地蔵菩薩(じぞうぼさつ)、左に龍樹菩薩(りゅうじゅぼさつ)、上部には仏像にかざす覆いである天蓋(てんがい)が描かれている。平安時代後期(900年代後半~1000年代前半)のものとみられる。

 久慈市教委文化課の中野敦夫係長は「保存処理して、鏡像の線がはっきり見えるようになった。他にも貴重な資料がたくさんあるので、これを機会に見に来てほしい」と話している。

 資料室は、旧市立長内中を活用し2009年4月に開設。郷土の偉人、製鉄、埋蔵文化財、民具の4コーナーで構成し、約2千点を展示している。

 特別公開は午前9時~午後4時。入場無料。期間中は予約なしで見学できる。

 問い合わせは久慈市教委文化課=電話0194(52)2700=へ。

デーリー東北新聞社