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西武・秋山49年ぶり「球宴初戦、初回表」に先頭弾 「雑な振りは嫌だった」コンパクトに逆方向弾

7/15(土) 7:02配信

西日本スポーツ

 ◆オールスター・全パ6-2全セ(14日・ナゴヤドーム)

 プレーボールから間もないスピード快挙だった。全セ先発バルデスの投じた2球目、高めの134キロ真っすぐを秋山が逆方向へはじき返した。ナゴヤドームの左翼席ぎりぎりに着弾。2015年以来2年ぶり、自身球宴2本目の一発は推定114メートルの先頭打者本塁打だ。「あんなところまで飛ぶなんてびっくり。無欲の勝利ですね」。本人も驚く一撃で、華やかな舞台の幕開けを飾った。

【写真】侍ジャパンの西武・秋山を激励する秋山幸二氏

 球宴の先頭打者弾は9人目で西武勢では初めて。過去にはイチローや、少年時代から憧れていた現巨人監督の高橋由伸も記録した偉業だが、第1戦の初回表となると1968年のロペス以来で49年ぶりだ。2安打に盗塁もマークして敢闘選手賞の賞金100万円もゲット。「ありがたいですね」とにっこり笑った。

 15年にシーズン216安打のプロ野球記録を樹立した。歴史に名を残した安打製造機はかねてこう口にする。「本塁打は気持ちいいですよ、そりゃ。でもその感触が残るのは怖いことなんです」。一発を狙うことで、自らのフォームが崩れることを懸念する。だから秋山は大舞台でも変わらない。この日もそう。「雑な振りは嫌だった」。いつも通りのコンパクトなスイングで記念の一撃を放った。

 シーズン最高は15年の14本塁打だったが、今年は前半戦だけで16発。コンパクトなスイングを常に保ちながらも、一発も量産する切り込み隊長として西武を引っ張る。起用された球団ポスターに記されているキャッチコピーは「進化形 ダゲキング。」。そんな男は球宴中でもこう言う。「この期間をいい時間にし、後半戦に生かしたい」。常に前を見据える隙のない“打撃のキング”が、真夏の祭典で実力を見せつけた。

西日本スポーツ

最終更新:7/15(土) 7:02
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