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グロージャン「シールドはハロと同じくらい悪い」と酷評/F1イギリスGP

7/15(土) 10:00配信

motorsport.com 日本版

 ハースのロマン・グロージャンは、イギリスGP初日にフェラーリのセバスチャン・ベッテルが試した新しいコクピット保護デバイス”シールド”について、「ハロと同じくらい悪い」と語った。

【写真】”シールド”の様子を別角度から

 イギリスGPのフリー走行1回目で、ベッテルが初めて”シールド”を試した。しかしベッテルは視界の歪みを訴え、わずか1周でピットイン。それ以上走行を重ねることはなかった。

 グロージャンは、2016年にハロが登場した時のように、そのデザインは気に入らなかったと語る。

「僕は最初から同じことを言ってきたつもりだ。僕らには何も必要ないんだ」

 そうグロージャンは語る。

「当然だけど、今日のテストは最終的なモノではない」

「僕はハロやシールドなど、すべてのことに反対だ。そんなモノを付ければ、それはF1じゃない」

 そんな中でも、シールドは最善の選択肢だと感じなかったかと尋ねられたグロージャンは「ハロと同じくらい悪いね」と語った。

「僕も去年、ハロを試した。でも、僕は嫌いだったね。しかも気分が悪くなってしまった。良い解決策はまだ見つかっていない」

 グロージャンはジェンソン・バトンの後を引き継ぐ形で、GPDAのディレクターを務めている。その彼は、コクピット保護デバイスは、もはやドライバー間では議論されていないと語る。

「僕らは常に安全策を推進している。でもこれは僕らが決定を下す責任があるモノではない」

 そうグロージャンは語った。

「コクピットの安全性については、ドライバーの間でも意見が分かれている。僕らは、この問題について議論することをやめた。なぜならそれは、安全に関連しているからだ」

「僕らがルールを作ることはない。より安全性を高めるために立ち上がるけど、僕らが解決策を考え出すわけじゃないし、何かが欲しいと訴えるわけでもない」

 トロロッソのカルロス・サインツJr.は、ベッテルのフィードバックに基づき、シールドを改善するために、より多くの作業が必要だと訴える。

「僕の意見では、まだ試していないから最高だとは言えない。でも、見た目としてはハロよりは魅力的に見える」

 そうサインツJr.は語る。

「まだ適切な開発がなされていないんだろう。セバスチャンから聞いた限りでは、ハロに比べて時間と作業が欠けている」

「彼らが調査を続け、解決策を見出すことができたらいいと思っている」

 サインツJr.は、このシールドを実際に試すことを熱望しているという。しかし、フォースインディアのエステバン・オコンは、ベッテルが「あまり有望ではない」と評価したことで、同じ仕様を試す意味はほとんどないと考えている。

「彼が”めまい”がしたと言うなら、おそらく全員のドライバーが同じことを言うんだろう」

 そうオコンは語る。

「良いコンセプトだから、僕は完全に支持するし、チームもFIAの安全策について支持している。今日はうまくいかなかったが、解決策を見つけるだろう」

 オコンのチームメイトであるセルジオ・ペレスも、次のように語った。

「外から見ると、それほど悪くない。僕としては、できるだけ早くドライバーの安全を確保できる体制が整えば嬉しいと思う。しかし、僕らの仕事に悪影響をもたらすようなモノであってはならないんだ」

「(シールドは)有望だけど、僕らは役に立つような方法で、開発を進めていかなければいけない」

Glenn Freeman