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1日最大1万5千食 川崎市の中学校給食、センターが完成

7/15(土) 11:52配信

カナロコ by 神奈川新聞

 中学校の完全給食実施に向け、9月から稼働する「川崎市南部学校給食センター」(幸区南幸町)の竣工(しゅんこう)式が14日行われ、施設内が公開された。衛生管理された調理室では全自動の炊飯システムも導入。1日最大約1万5千食の調理能力を備え、同市教育委員会が目指す「米飯給食中心の『健康給食』」を22校に提供していく。

 ■自動炊飯システムも9月稼働
 中学校給食は、2013年に初当選した福田紀彦市長の選挙公約の一つ。自校内で調理する4校を除き、南部、中部(中原区)、北部(麻生区)と3カ所の給食センターで調理し、保温食缶に入れて各校に配送車で運ぶ「センター方式」で提供する。9月に南部(22校)、12月に中部(14校)と北部(12校)が稼働し、全52校で実施となる。

 南部のセンターは鉄骨造2階建てで延べ床面積は約7230平方メートル。建設や維持管理は、民間資金活用による社会資本整備(PFI)方式を導入し、東洋食品などでつくる特別目的会社と契約した。総事業費は16年間の維持管理費を含み約154億円。

 施設は、野菜下処理室、煮炊き調理室、食缶を詰め込むコンテナ室、学校から回収した食器を洗う洗浄室などで構成し、非汚染エリアを明確に分けた。

 時間内での調理が求められるだけに、汁物なら1台で千人分を煮炊きできる蒸気式回転釜(容量400リットル)を29台設置。全自動炊飯システムも2ラインを導入、無洗米の計量から蒸らしまで全工程を自動化。米飯中心の給食を支える。

 スタッフは調理員約100人、配送員約50人をはじめ計170人前後が常駐。調理室の様子がガラス越しに見られる見学通路も設けた。

 福田市長は内覧の後、記者団に対し「衛生管理や最新の設備に安心感を持った。市民が切望されていた事業なので『健康給食』の名に恥じないものを提供したい」と話していた。