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西武秋山5年ぶり先頭弾で「ダゲキング」証明した

7/15(土) 8:04配信

日刊スポーツ

<マイナビオールスターゲーム2017:全セ2-6全パ>◇第1戦◇14日◇ナゴヤドーム

【写真】先頭打者本塁打を放ちベースを回る秋山

 球界の“打撃王”に名乗りを上げた。全パの秋山翔吾外野手(29)がオープニング弾を決めた。1回、中日バルデスからオールスター史上9人目となる先頭打者アーチを放った。96年イチロー、01年高橋由伸、直近では、12年陽岱鋼に続く1発で開会宣言を告げてみせた。3日から西武線沿線で「ダゲキング」と題し秋山のポスターが掲出されている。その名に恥じない打撃をプロ野球ファンに誇示。敢闘選手賞を受賞し賞金100万円も手にした。

 プレーボールから1分。秋山が電光石火の一撃を突き刺した。中日バルデスの2球目。外寄りの134キロ直球にバットを振り下ろした。打球は左翼席最前列で弾み、そのままスタンドに吸い込まれた。「シーズンでバルデスから打っていなかったので出るとは思わなかった。感触は良かった、あんなに飛んでくれるとは。ホームランは狙っていませんでした」と声も弾ませた。

 球界を代表するリードオフマンの称号だった。オールスターでの先頭打者弾は、史上9人目。96年にイチロー、01年は高橋由、直近では12年に陽岱鋼がマークしている。「1発が打てる1番打者」としての階段を着実に上がっている。ただ、秋山本人の理想とは重ならない。今季は前半戦で16本塁打をマークし、すでに自身の最多本塁打を更新しているがスタイルは一貫している。

 秋山 それは自分でも分からない。本当に偶然だと思っている。やはりそこを追い求めると自分のバッティングは崩れていくと思うので、自分としてはヒットの延長線上という考えに変わりはない。だから、ホームランを打ちたいという欲もないんです。

 無欲から生まれる1発に価値がある。2年前のオールスター第2戦の本塁打は、自身の球宴初安打だった。そのシーズンは216安打でイチローが持つ日本記録を塗り替えた。バットマンが、着々と成長直線をたどっている。3日からは本拠地メットライフドーム、西武線沿線で秋山の「ダゲキング」ポスターが掲出されている。「『ダゲキング』は中村さんじゃないかと…。このフレーズは気になりますね。でも、このフレーズが恥ずかしくないように、コツコツと頑張ります」と控えめに終始した。

 堅実な男が、浮かれることなく、淡々とダイヤモンドを周回した。【為田聡史】

最終更新:7/15(土) 9:45
日刊スポーツ

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