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夏休みの海外旅行、蚊やダニに注意呼び掛け - 厚労省、対応策をHPに掲載

7/15(土) 17:00配信

医療介護CBニュース

 夏休みの海外旅行シーズンを前に厚生労働省は、渡航先で流行している感染症の予防方法のポイントなどをホームページに掲載し、注意を呼び掛け始めた。国内での患者報告が目立っているダニ媒介感染症や、渡航先での感染が絶えないデング熱などの蚊媒介感染症の予防については、野外活動の際に長袖・長ズボンを着用し、虫除け剤を使用するといった具体的な対策を挙げている。【新井哉】

 デング熱については、海外で感染する「輸入症例」の報告が相次いでいる。国立感染症研究所がまとめた昨年の患者報告(輸入症例)によると、推定感染地はインドネシアが111人で最も多く、以下はフィリピン(64人)、ベトナム(31人)、タイ(24人)、インド(19人)、マレーシア(16人)などの順だった。

 厚労省は「1月には、マレーシアでデング熱に感染した邦人がその後死亡する事例が発生した」と指摘。イエメンやインド、パナマなどで流行が報告されているほか、台湾やハワイで患者報告が増えていることを挙げ、「流行地では蚊に刺されないように注意することが大切」としている。

 マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)についても、中国で2010年以降、患者数が増えていることに触れ、マダニが多く生息する草むら、やぶなどの場所に入る際は、長袖・長ズボンの着用に加え、「素足でのサンダル履きは避ける」といった注意点を挙げている。

 麻疹(はしか)に関しても注意が必要だ。今年の患者報告数(162人、2日時点)は、関西空港で集団発生があった昨年1年間の報告数(159人)を上回っている。厚労省は「麻疹は感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできない」と指摘。15年には全世界で約20万人の報告があったことを取り上げ、麻疹の罹患歴がない人やワクチンを2回接種していない人に対しては「予防接種を検討することを勧める」としている。

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