ここから本文です

早実・清宮、第1打席いきなり104号!最後の夏圧巻のスタート/西東京

7/16(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会西東京大会(15日、早実9-2都南平=八回コールド、ダイワハウススタジアム八王子)春夏連続の甲子園出場を目指す第1シードの早実は15日、西東京3回戦で初戦を迎え、都南平に9-2で八回コールド勝ちした。「3番・一塁」で先発出場した主将の清宮幸太郎内野手(3年)が、一回の第1打席でいきなり先制の右越え2ランを放ち、高校通算本塁打を「104」に伸ばした。高校最後の夏。“怪物スラッガー”が圧巻のスタートを切った。

 観衆5100人、報道陣32社123人が集まった早実の夏初戦。号砲を鳴らしたのは、清宮のバットだった。一回一死二塁、カウント3-1から相手右腕、大日方(おびなた)の内寄りの直球を強振すると、高々と舞い上がった打球は長い滞空時間を経て右翼芝生席に吸い込まれた。

 「(初戦の)張り詰めていた感じが、自分のホームランでみんなが和んでくれた。盛り上がってくれて、すごく気持ちよかったです」

 第1打席。2ボールから右翼ポール際へ放った大ファウルで、まず観衆をわかせた。しかし、本人は「ちょっと(タイミングが)はやいなと思ったので、ゆったり構えた」と冷静に修正した。

 「距離は十分。ファウルかなと思ったけれど、曲がらないで真っすぐ伸びてくれた」と振り返る先制2ランで、高校通算104号。プレッシャーのかかる初打席で、いきなり最高の結果を出し、和泉実監督からも「チームに勇気をくれた一発」とたたえられた。

 進化の一発だ。昨夏の八王子学園八王子との準々決勝。3点を追う九回一死一、三塁の場面で右犠飛に終わった。本塁打が出れば同点の場面で期待に応えられず、チームは4-6で敗退した。涙の試合から1年。「こすっていた。(去年と)打球の上がり方が似ていた」という打球をスタンドインさせた。練習の合間には都内のジムに通っており、さらにパワーアップ。「確実に去年より(飛距離が)伸びている。今までやってきたトレーニングの成果が出ている」と手応えを口にした。

 発奮材料もあった。14日の練習後、控えメンバーが作ってくれたビデオを見て気持ちを高めた。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の音楽をバックにプレー映像がまとめられた20分間の“大作”だったが、今春のセンバツで東海大福岡に敗れた屈辱のシーンでは部屋が静まりかえった。「悔しかったし、それぞれ思うところがある」。決意を新たに試合に臨んだ。

 2年連続となる西東京大会の初戦弾で、史上最多とされる山本大貴(兵庫・神港学園)まであと3本に迫った。次戦は、17日の都芦花戦(ダイワハウス八王子)。「初戦はこんなものかな。でも、3打数1安打なので。まだまだです」。2年ぶりの夏の聖地へ。怪物のラストサマーは、まだ序章だ。

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合7/28(金) 20:00