ここから本文です

大統領の圧力「知る必要」 元長官メモ公表携わった教授

7/16(日) 3:10配信

朝日新聞デジタル

 トランプ米政権の「ロシア疑惑」を巡って解任されたコミー前連邦捜査局(FBI)長官が、トランプ大統領とのやり取りを記した「コミー・メモ」。コロンビア大学法科大学院のダニエル・リッチマン教授が13日、報道を通じた公表に携わったことを朝日新聞の取材に認め、内幕を語った。「大統領が司法に圧力をかけようとしているということを表に出すことは重要だと考えた」と公表の正当性を訴えた。

 メモの存在はコミー氏解任から1週間後の5月16日にニューヨーク・タイムズ紙(NYT)が特報した。報道を受け、トランプ氏への批判や公正な捜査を求める声が集中。司法省はホワイトハウスの意向に逆らい、独立性の高い特別検察官の任命に踏み切った。

 ロシア疑惑の焦点の一つは、トランプ氏が司法妨害したかどうかだ。特別検察官の捜査が進む中、大統領による「圧力」の証拠となり得る資料を明るみに出した当事者の証言は貴重だ。

 リッチマン氏とコミー氏は元検事。30年前、ニューヨークの地方検察庁で同僚だった親友だ。リッチマン氏は「コミー氏が私にメモを渡したのは、私のよく知るNYT記者に内容を伝えるためだった」「どの部分を伝えるかは、コミー氏が決めた」と説明した。

朝日新聞社