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神戸・北区で5人襲われ死傷 死亡夫婦の孫を逮捕

7/16(日) 10:05配信

神戸新聞NEXT

 16日午前6時20分ごろ、神戸市北区有野町有野の無職南部達夫さん(83)方から「助けに来てくれ」と110番があった。駆け付けた有馬署員が、玄関先で南部さん、1階の部屋で妻観雪さん(83)、南約40メートルの民家駐車場で住人の無職辻やゑ子さん(79)がいずれも血を流して倒れているのを発見。3人とも死亡した。周辺で重傷を負った女性2人も見つかった。兵庫県警は近くの神社で刃物を持っていたとして銃刀法違反の疑いで、南部さんの孫で無職竹島叶実容疑者(26)を現行犯逮捕した。

【動画】殺人事件現場周辺の様子

 県警は5人が殺傷された可能性が高いと判断し、有馬署に捜査本部を設置。殺人容疑で竹島容疑者から事情を聴いており、17日にも再逮捕する方針。逮捕された際、竹島容疑者は血のようなものが付いた包丁(刃渡り約16センチ)と金属バットを持っており、「誰でもいいから刺してやろうと自宅の包丁を持っていた」などと供述しているという。

 捜査本部によると、南部さんは首と胸付近の数カ所に、観雪さんは背中付近に複数の刺し傷があり、辻さんは首付近に切られた痕があったという。17日以降、司法解剖して詳しい死因を調べる。

 負傷した2人は、同容疑者の母親でパート竹島知子さん(52)と、近くに住む無職前北操さん(65)で、ともに命に別条はない。知子さんはバットで殴られたとみられ、全身打撲と骨折のもよう。自宅の北約150メートルの路上で座り込んでいたのを発見され、「自宅で息子にやられた」と話したという。前北さんは頭や顔を刃物で切られ、自宅倉庫前で倒れていた。

 竹島容疑者は南部さん夫妻、知子さんと4人暮らし。捜査本部は竹島容疑者が自宅で3人を襲った後、外に出て、辻さんと前北さんを包丁で切りつけた可能性があるとみて調べている。

 南部さんが自ら通報し、その約15分後、近くの有間神社境内に入ろうとした竹島容疑者をパトカーで出動中の警察官が見つけた。

 有馬署は「辻さんと南部さん一家との間にトラブルは確認されておらず、相談もなかった」としている。

 辻さんの家族は「私たちは、突然の事件によって愛する家族を失い、ただ悲しみに暮れるばかりです」と県警を通じてコメントを出した。

 現場は神戸電鉄岡場駅の南約650メートルの住宅地。

最終更新:7/16(日) 23:00
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