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CO2排出しない「グリーン電力」 キリンや味の素が相次ぎ導入

7/17(月) 8:15配信

SankeiBiz

 大手企業が、二酸化炭素(CO2)を排出しない「グリーン電力」の導入に相次ぎ乗り出している。

 キリンホールディングス(HD)は傘下の事業会社2工場で、東京電力エナジーパートナーが提供する水力発電による電力を今年4月から導入した。年間で約1万5000トン規模のCO2排出量の削減につながると試算している。導入したのはキリンビールの取手工場(茨城県取手市)とキリンビバレッジの湘南工場(神奈川県寒川町)。食品・飲料業界の導入は初めてという。

 東京電力エナジーパートナーの法人向け料金プラン「アクアプレミアム」を採用した。アクアプレミアムは東電グループの水力発電所で発電された電力だけを供給し、CO2の削減につながる。食品・飲料業界以外では、三菱地所の新丸の内ビルディング(東京都千代田区)、ソニーの本社(東京都港区)なども採用しているという。

 一方、味の素は今年4月から本社や国内営業拠点などで使用する全電力を、「グリーン電力証書」の購入を通じて、100%再生可能エネルギー由来に切り替えた。

 グリーン電力証書はバイオマス発電、太陽光発電、風力発電などを自社で所有できない場合や、直接これらで発電された電力を購入できない場合でも、使用する電力を再生エネによって発電されたものとして扱える仕組み。

 今回、グリーン電力証書を購入することで、沖縄県の製糖工場で発生するサトウキビの搾りかすを利用したバイオマス発電による再生エネを使用したとみなされた。これにより、味の素の本社、研修センター、国内営業拠点5支社などにおける年間の使用電力量(410万キロワット時)の全量を再生エネ由来の電力とした。

 味の素は、グループ全体の再生エネ比率が2016年9月時点で19%だった。温室効果ガスの削減に向け、20年度にこれを20%、30年度に50%に高めることを目指す。今回の取り組みは、この一環となる。

最終更新:7/17(月) 8:28
SankeiBiz