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「夢に向けて努力して」 宇宙飛行士・油井さん、福井で講演

7/16(日) 7:55配信

産経新聞

 国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の油井亀美也さん(47)が14日、高浜町文化会館で同町内の小・中学生ら約700人を前に講演した。油井さんは39歳で宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士候補になった自身の経験を踏まえ、「夢を持ち、高い目標に向かって努力してほしい」と語りかけた。

 油井さんは2015年7月からISSに142日間滞在。無重力空間では筋力や骨の衰えを防ぐため毎日2時間の運動を欠かさなかったことや各国の宇宙飛行士との交流などを説明。宇宙飛行士になる前の航空自衛隊時代に同町で訓練をしたことも紹介した。

 自然豊かな長野県川上村で育ち、美しい星空を見て宇宙飛行士か天文学者になりたいという夢を抱いたが、防衛大在学中は宇宙飛行士になるという目標を見失っていた時期もあった。「一つ一つのことを一生懸命やれば将来の選択肢も広がっていくと先輩に励まされた」と自身の経験にふれ、「目標を決めて努力してほしい。夢をあきらめそうになったときには周囲に話せば助けられる」と語りかけた。

 講演後は多くの児童、生徒が質問し、油井さんは一人一人と握手。花束を渡した町立高浜中3年の森北莉名さん(14)は「夢をかなえるには多くの人の協力が必要という言葉が印象に残った」と話した。

最終更新:7/16(日) 7:55
産経新聞