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直径は太陽の10分の1 土星サイズのミニ恒星を発見

7/16(日) 10:03配信

朝日新聞デジタル

 英ケンブリッジ大などの研究チームは、直径が太陽の10分の1以下の極めて小さな恒星とみられる天体を発見したと発表した。大きさは太陽の惑星である土星とほぼ同じで、これまで知られている恒星の中で最小になるという。欧州の天文学の専門誌に論文が掲載された。

 この天体は、南半球のレチクル座の方角に、地球から約600光年の距離にある。大小二つの恒星がお互いの周囲を回る連星の小さい方の一つ。太陽系外の惑星を探す国際観測プロジェクトで、恒星の前を横切る惑星の候補の一つとして見つかった。

 小さすぎて、天体が発する光を直接検出できたわけではないが、連星の大きい方の前を横切るときの光の変化などの分析から、質量が土星の約280倍と重く、太陽の約8%にあたることが判明。恒星が光や熱を発するエネルギー源となる水素の核融合反応が起きる条件を満たすことを確認した。

 質量がこれより小さい天体は、恒星のようには輝けず、暗い褐色矮星(わいせい)になることが知られている。一方、恒星であっても質量が太陽の2割以下しかない小さな天体は観測が難しく、わかっていないことが多いという。(ワシントン=小林哲)

朝日新聞社