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後半戦へ弾み!阪神・梅野、虎党に届けた祭り初ヒット/球宴

7/16(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 マイナビオールスターゲーム第2戦(15日、全パ3-1全セ、全パ2勝、ゾゾマリン)第2戦が行われ、全パが全セに3-1で勝ち、2連勝を飾った。プロ4年目、ファン投票で初出場した全セの梅野隆太郎捕手(26)=阪神=は途中出場し、九回に左前打。うれしいオールスター初安打をマークし、17日の広島戦(甲子園)から始まる勝負の後半戦へ弾みをつけた。

 低く強いライナーが、千葉の強風も切り裂いた。最後の最後。1度のチャンスをモノにし、梅野が球宴初安打だ。終わりかけの祭りから結果を持ち帰り、正直な気持ちが笑顔とあふれ出た。

 「1本出てよかったです。ちょっとホッとしました」

 七回の守備からマスクをかぶると1-3の九回無死。谷元(日本ハム)の2球目の外角球に食らいつき、引っ張った。快音を残し、糸を引いた白球が左前で弾む。思わず一塁上で白い歯がこぼれた。前日14日の第1戦(ナゴヤドーム)は「8番・捕手」でスタメン出場も2打数無安打。「そんなに甘くはなかった」と唇を噛んだが、一夜明け、球宴3打席目で「H」ランプを灯した。

 ファン投票で34万4147票を集めて手にした4年目で初の夢舞台。しかも球団生え抜き捕手の1位は1978年の田淵幸一以来、39年ぶり。なんとしても、結果でファンに応えたかった。

 「盗塁阻止率(リーグ1位の・378)とか、そういうこともあって選んでいただいたと思うので、機会があれば刺したい」。そう意気込みながら、2戦とも「チャンスがなかった」と残念がった。その分、思いを最終回のバットに込め、真夏の夜空に解き放った。

 試合前には“意外な人物”と、球宴ならではの会話を楽しんだ。全セ・緒方監督(広島)と約10分に渡って話し込んだのだ。8ゲーム差で追う首位カープとは17日から甲子園で直接対決だ。いったいどんな話を…!? 梅野が内容を明かす。「地元が(緒方監督も)九州なので。『福岡のどのへんだ?』とかそういう会話をしたり、地元の話をしました」。鯉の将は佐賀県出身。ほんの一時だけ、九州男児同士、勝負を抜きにして故郷を語り合えたのだった。

 勉強に発見、見るものすべてが新鮮な2日間だった。前日の試合後も「相手だった投手(中日・バルデス、巨人・田口、広島・岡田)を味方で捕ると、やっぱり『これがあるから勝てるんだろうな』とか1人で思いながら捕っていました」と語った。もっともっと投手を、チームを勝たせたい-。前半戦79試合のうち62試合でスタメンマスクをかぶったが、途中からは岡崎や坂本に出番を譲ることも増えた。不動の正妻となる。虎の代表として代えがたい時間を過ごし、より思いは強くなった。

 「トータルでいえば、(前日の)スタメンと2日間出られて、自分の中ではこういう経験ができたのはよかったです」

 祭りの後の寂しさも、一切ない。キリッと前を向き、16日の練習から即チームに合流し、厳しい戦いに身を置く。逆転Vへ。必ず、巻き返しの要となるために。

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