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御嶽海 圧倒の5勝目!業師・宇良を冷静に分析 完璧に封じ込めた

7/16(日) 6:06配信

デイリースポーツ

 「大相撲名古屋場所・7日目」(15日、愛知県体育館)

 新関脇御嶽海が平幕宇良を押し倒して、5日目から3連勝で5勝目を挙げた。ともに15年3月に初土俵を踏んだが、東洋大時代、アマチュア横綱など個人タイトル15冠を獲得したエリートのプライド全開で圧倒した。横綱白鵬は平幕の勢を突き落とし、平幕碧山とともに初日から7連勝とした。新大関高安は正代を突き倒し、全勝の2人をただ一人、1敗で追う。

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 館内の声援は、準ご当地関脇と人気業師で真っ二つに割れた。拍手喝采を浴びたのは、長野県出身の御嶽海。技を出させる間もなく宇良を攻略した。

 見ながら立って相手を潜らせない。右からおっつけで起こし、崩して相手を半身にした。土俵際の驚異的な粘りも頭に入れ、よく見て押し倒した。

 ともに15年3月に初土俵を踏んだとはいえ、自身は東洋大時代にアマチュア横綱など15冠に輝いた。関学大出身の宇良と3年時に一度対戦したが「余裕」と相手にもしなかった。プロでもあいさつ程度で交流はない。前相撲から駆け上がった宇良について「強くなったのは確か」と、眼中には入れていない。

 2日目の北勝富士に続いて同学年対決を制した。2人を意識するか?との問いに「意識するのはもう少し番付を上げてからじゃないですか」と、世代の先頭を走り続けた男だけが持つ強烈な自負をにじませた。

 視線は上だけを見る。同じくフィリピン出身の母を持つ高安とは母同士も仲が良く、公私とも世話になってきた。“兄貴分”が大関昇進を決めた際はすぐさま「すぐに追い付きます」とLINEした。「待ってるから」と返信があり、がぜん気合は入った。

 初日に横綱稀勢の里を破り、5勝と奮闘する。大関とりのためにも名古屋で足固めをしたいところ。「先頭に立ってやっていく」と次世代のけん引役に名乗りを上げた。