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<神戸5人死傷>逮捕の26歳孫「誰でもいいから…刺して」

7/16(日) 19:46配信

毎日新聞

 ◇逮捕容疑は銃刀法違反 17日にも祖父への殺人容疑で再逮捕

 16日午前6時20分ごろ、神戸市北区有野町有野の民家から「誰か来てくれ」と110番があった。兵庫県警有馬署員が駆けつけると、民家の敷地内で家人の夫妻が血を流して倒れ、約50メートル離れた民家でも女性が倒れており、計3人が死亡。他にも近くの路上などで女性2人が重傷を負っているのが見つかった。県警は、夫妻の孫で無職の竹島叶実(かなみ)容疑者(26)を、近くで包丁を持っていた銃刀法違反容疑で現行犯逮捕し、5人の死傷にも関与したとみて調べている。

 県警は有馬署に捜査本部を設置。竹島容疑者は容疑を認め、「誰でもいいから攻撃しよう、刺してやろうとした」と供述しており、容疑が固まれば17日にも祖父への殺人容疑で再逮捕する方針。

 死亡したのは、竹島容疑者の祖父で無職、南部達夫さん(83)▽祖母の観雪(みゆき)さん(83)▽近くの無職、辻やゑ子さん(79)で、いずれも首や胸などに複数の刺し傷や切り傷があった。

 重傷を負ったのは竹島容疑者の母知子さん(52)と、近くの無職、前北操さん(65)。知子さんは全身を殴られており、「自宅で息子にやられた」と話しているという。

 竹島容疑者の逮捕容疑は同6時半ごろ、近くの神社で包丁(刃渡り約16センチ)を所持したとしている。「攻撃するために自宅から持ち出した」と話している。警察官が発見した際には包丁と金属バットを1本ずつ手に持ち、いずれも血が付いていたという。

 竹島容疑者は祖父母と母親との4人暮らしで、捜査本部は「(竹島容疑者を巡る)過去のトラブルは把握していない」としている。落ち着いた様子で警察の調べに応じており、けがはないが、シャツに血が付いていたという。

 現場は神戸市郊外の山間部で、田畑と住宅が混在する地域の一角。神戸電鉄・岡場駅の南約600メートル。【元田禎、原田悠自】

最終更新:7/16(日) 22:40
毎日新聞