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習主席腹心の陳氏が重慶市トップに 今秋政治局入り

7/16(日) 7:55配信

産経新聞

 【北京=藤本欣也】中国共産党は、重慶市トップの孫政才・同市党委員会書記(53)の後任として、習近平国家主席の側近である陳敏爾・貴州省党委書記(56)を起用する人事を決定した。中国国営新華社通信が15日、伝えた。

 直轄市である重慶市トップは政治局員ポストで、陳氏が今秋の党大会で政治局入りするのは確実な情勢。習氏のかつての部下などで構成される習派が影響力を着実に広げている。

 一方、政治局員の孫氏の新たな役職は発表されていない。孫氏は農業の専門家で吉林省トップなどを務め、2012年に重慶市党委書記に就任。広東省トップの胡春華・同省党委書記(54)とともに、習氏の後継者候補の一人とみられてきた。

 しかし、昨年から今年にかけて重慶市を巡視した党中央規律検査委員会から、汚職で失脚した薄煕来氏の影響が一掃されていないなどと批判されていた。

 今回、重慶市トップに再任されなかったことで、最高指導部メンバーの政治局常務委員への昇格を困難視する見方も出ている。

 陳氏は、習氏の浙江省党委書記時代に宣伝部長を務めた元部下。習氏は5月にも、同じく政治局員ポストの北京市トップに、福建省や浙江省勤務時代の部下として知られる蔡奇氏(61)を抜擢(ばってき)したばかりで、党大会を前に権力基盤をさらに固めつつある。

 陳氏の後任の貴州省党委書記には、孫志剛・同省長が就任する。

最終更新:7/16(日) 7:55
産経新聞