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<大相撲>横綱、どう務めるべきか 範を示した日馬富士

7/16(日) 21:14配信

毎日新聞

 大相撲名古屋場所8日目の16日、白鵬の大記録達成が近づく一方で、最初につまずいて2差で追う日馬富士。主役の座は外れているが、横綱として日々の土俵をどう務めるべきか。輝との一番で範を示した。

 体重で25キロ重い輝は初の結び。日馬富士は、いなすことなく受けて当たった。下がりながら突っ張りで応戦。俵に足をかけ、左でさがりをつかんでしのいだ。「突き押しに徹した」と輝を満足させておいて、左をつかんで回り込みながらの下手出し投げ。観客も満足そうな拍手だ。

 支度部屋での日馬富士の言葉は少ない。「一番一番の積み重ね。次に備えて頑張ります」。さらにコメントを求めると2度「疲れてるんで」と遮る。

 直前まで古傷の右足首を保温器に突っ込み、取組では手足の全ての関節に包帯。取組後は左肘用に痛み止めの湿布を処方される。帰り際に力士の出を待つ子どもたちの記念撮影に応じたが、「本当はだれを待ってるの? 白鵬?」と自虐的な言葉も口をつく。

 八角理事長(元横綱・北勝海)は、白鵬が好調なだけに優勝争いに「2敗は痛い」と言う。だが6連勝は、すべて10秒足らずで片付け、決まり手も全て異なる多彩さ。後半戦を盛り上げる、らしい動きは取り戻している。【上鵜瀬浄】

最終更新:7/16(日) 21:22
毎日新聞