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大相撲名古屋場所7日目 御嶽海に慢心なし 同世代対決制し「先頭立つ」

7/16(日) 7:55配信

産経新聞

 相手の宇良は同学年で同期生。プロでは初顔合わせだったが、御嶽海は「プレッシャーはない。いつも通りのことをやれば大丈夫」と変幻自在の業師を前にしても心にゆとりがあった。

 意識したのは「しっかり見ること」。潜ろうとする宇良の低い攻めに下からあてがって冷静に対応。右おっつけで相手の体勢を崩すと、二の矢、三の矢を浴びせるように、押しで追撃して決着をつける完勝だった。

 序ノ口から上がってきた宇良に対し、御嶽海はアマチュア横綱と学生横綱の2冠を引っさげ、幕下付け出しデビュー。それでも余計な自負心は「プロに入るとき全部捨ててきた」という。

 慢心がなかったからこそ、わずか2年超で関脇の座に就けたのだろう。「プロに入れば新弟子。学生チャンピオンという意識のままだと、それで止まってしまうから」とさらりと言ってのける。正代や北勝富士、宇良ら精鋭ぞろいの同世代を牽引(けんいん)する意欲は強く「しっかり先頭に立てるように」と改めて覚悟を示した。

 今年に入って、番付が下の力士に負けたのは初場所の蒼国来と夏場所の正代のみ。格下に取りこぼさないのは地力がある証拠だ。大関昇進を目指す上でも重要になってくる。

 2敗を守る今場所も下位には敗れておらず、2横綱との対戦を残す。24歳の若武者はまだまだ暴れてくれそうだ。(藤原翔)

最終更新:7/16(日) 7:55
産経新聞