ここから本文です

<シンクロ>息ぴったり、課題はクリア 乾・中村組

7/16(日) 22:32配信

毎日新聞

 本来の輝きを取り戻したが、ライバルが上回った。水泳の世界選手権は第3日の16日、シンクロナイズドスイミングのデュエット・テクニカルルーティン(TR)決勝は予選4位の乾友紀子、中村麻衣(いずれも井村シンクロク)組が出場。予選4位から逆転はならなかった乾、中村組。予選から動きを修正した中村は「落ち着いてやれたが、結果に結びつかないのは隙(すき)があったからだと思う」と悔しがった。

 予選とは打って変わって2人の動きはぴたりと合った。アップテンポな曲に乗り、乱れがあった細かな脚技は重なって見えるまでに立て直した。予選から2点近く上積みしたが、ライバルのウクライナはさらに伸ばしていた。それでも、井村雅代ヘッドコーチは「90点の出来。よくぴちっと合わせて泳いでいた」とたたえた。

 昨年10月のペア結成後から試行錯誤を続けてきた。課題の一つが互いの距離感だった。ほどよい距離で演じることで、一体感が生まれる。TRの規定要素をこなすときに離れてしまうことがあった。体の線が細い中村を生かすため振り付けを増やし、切れ味のある演技構成にも挑戦した。

 日本勢は昨夏のリオデジャネイロ五輪で8年ぶりにデュエットの表彰台に返り咲いた。獲得した銅メダルから先を目指していたが一歩後退。乾は「(残りの種目は)粘り強く、一つ一つ良い演技をしたい」と前を向いた。【村上正】

最終更新:7/16(日) 22:49
毎日新聞