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【函館2歳S展望】2歳世代の重賞がスタート…直線の爆発力が武器のナンヨープランタンが中心

7/16(日) 22:06配信

スポーツ報知

◆第49回函館2歳S・G3(23日・芝1200メートル、函館競馬場)

 2歳世代最初の重賞、第49回函館2歳S・G3が7月23日、函館競馬場の芝1200メートルの舞台で行われる。

 6月18日の新馬(函館・芝1200メートル)で道中6番手から上がり3ハロン最速34秒4の末脚で差し切りVを決めたナンヨープランタン(牡、栗東・松永幹夫厩舎)。レース前半は鞍上がうながしても前に行けない面があったが、直線の爆発力は目立った。ルーラーシップ×スペシャルウィークの配合で、マイル以上に適性がありそうだが、一度使って追走が楽になっていれば、再度の差し切りも十分。

 同じレースで逃げて2着だったカシアス(牡、栗東・清水久詞厩舎)は、2戦目で、3番手から立ち回る好センスを披露した。初戦より追っての鋭さが増し、最後の1ハロンを11秒4でまとめた脚力は魅力。父キンシャサノキセキ、母の父が凱旋門賞馬ディラントーマスで、リボー直子ヒズマジェスティの4×5クロスが発生。意外性のある大物を送る血統構成で、一介の短距離馬では終わらないイメージだ。

 同じく、ナンヨープランタンが勝った新馬では3着だったリンガラポップス(牡、栗東・西園正都厩舎)も2戦目で順当に逃げ切りV。スプリント能力は悪くないレベルだ。

 芝1000メートルで勝ち上がったベイビーキャズ(牡、美浦・矢野英一厩舎)。スタートはいまひとつだったが、鞍上が序盤から押し上げ、直線でもしっかり脚を使った。ブリーズアップセール出身馬だけに仕上がり、操作性とも抜群。距離延長もプラスだろう。

 ダイワメジャー産駒のアリア(牝、栗東・沖芳夫厩舎)はデビュー戦で逃げるダンツクレイオーを首差とらえての勝ち上がり。もう少しストライドが伸びてほしいが、そのフットワークは力強かった。母の父トワイニングがフォーティナイナーの直子だけに、ひと雨降ってパワーを要する重馬馬になれば浮上か。

 4着まで鼻、鼻、鼻差の接戦を制したデルマキセキ(牝、栗東・友道康夫厩舎)。勝負強さが光る走りで、再度ゴール前混戦なら。

 ダート1000メートルVのモルトアレグロ(牝、美浦・武井亮厩舎)は、今年のNHKマイルC2着のリエノテソーロと同じスペイツタウンの産駒。リエノは交流重賞のエーデルワイス賞、全日本2歳優駿も勝っているだけに、芝、ダート2刀流の期待が膨らむ。ただ、初戦後に門別の交流G3・エーデルワイス賞が当面の目標というコメントがあったように、ダートに軸足を置いたレース選択になっていくのかもしれない。

 その他、いいスピードを持つキタノユウキ(牡、美浦・相沢郁厩舎)、旋風を起こしているロードカナロア産駒のスズカマンサク(牝、栗東・橋田満厩舎)、しぶとい脚でデビュー戦をものにしたアイルハヴアナザーの子ウインジェルベーラ(牡、美浦・金成貴史厩舎)あたりも勝機をうかがう。(大上 賢一郎)

最終更新:7/16(日) 22:08
スポーツ報知

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