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ハンガリーと食で交流 郡山市、特産品つくり発信へ

7/16(日) 10:48配信

福島民報

 ともにコイの養殖が盛んな縁で、福島県郡山市はハンガリーと食を通じた本格的な交流に乗り出す。今秋にも初の「ハンガリーフェア」を開き、同国の駐日大使館関係者と市内の農家、観光業者らが特産品づくりに向けた連携を誓う。素材としてコイをはじめ、ブドウ、現地から輸入するブランド豚などを視野に入れており、新たな郡山名物を全国に発信し、観光誘客にもつなげる。

■今秋にも初フェア

 フェアの期間は1週間から10日間ほどを想定しており、駐日ハンガリー大使を招いて歓迎行事を催す方針。品川萬里市長をはじめ、市内の農業、観光業、飲食業など各分野の関係者が出席し、コイをはじめ、さまざまな食材を活用した特産品づくりに双方が協力しながら取り組む方向を確認する。
 市はフェアの一環として物産イベントを開く。ハンガリー産のサラミ、ハム、ワイン、蜂蜜、コイなどを取り寄せて市内の食料店などで販売し、市民に現地の味に触れてもらう。さらに、ホテルや飲食店の協力を得て利用客にハンガリー料理を提供する。「食べられる国宝」として知られるハンガリーのマンガリッツァ豚などを使ったメニューを振る舞い、フェアを盛り上げる。
 一方、市は2018(平成30)年度にも、市観光交流振興公社が運営する石筵ふれあい牧場にマンガリッツァ豚を輸入する方針を固めている。民間にも呼び掛けて飼育頭数を増やし、将来的には生ハムやソーセージの加工品を生産し、市の特産品として売り出す考えだ。
 市とハンガリーの交流は昨年2月、駐日ハンガリー大使を招き、コイ料理の講習会を開いたことをきっかけにスタートした。今年2月には吉崎賢介副市長を団長とする視察団が現地でマンガリッツァ豚の飼育状況や、コイ、ワイン用ブドウの生産現場を視察した。
 市園芸畜産振興課は「郡山とハンガリーの魅力を融合させながら、国内外に発信できる特産品をつくり上げたい」としている。

福島民報社

最終更新:7/16(日) 11:18
福島民報