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PTAの伝統 ベルマーク集め。実は貼らなくてもよかった

7/16(日) 11:10配信

BuzzFeed Japan

PTA改革でやり玉にあげられる、ベルマーク係。学習帳やお菓子の包装紙についている、あの約1~2センチ四方のマークを集める作業のことだ。この時代に手作業でやるのは「非効率」という声もある。ベルマーク教育助成財団に取材した。【BuzzFeed Japan / 小林明子】

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ベルマークといえば、子どもの頃、親が切り貼りしていた記憶がある人もいるかもしれない。なにせ、1960年から57年にわたって続いている事業だ。デジタル時代のいまも、包装紙片の切り貼り作業は、全国2万7282校のPTAで脈々と受け継がれている。

私の息子(11)が通う小学校では、保護者は毎年1つ、PTAの「係」をしなければならない。そのうちベルマーク係は「非効率」「平日に有休を取らなければならない」と悪名高い。ただ、冷房の効いた部屋で座り作業を一度すればいいだけなので、運動会の手伝いや集金当番よりはマシだとして、実は人気がある。

ベルマーク係をやってみたら

私も今年、ベルマーク係をやることになった。集計作業は平日の午前中ということで、半休を取った。

時間ちょうどに到着すると、すでに30人ほどの保護者が畳に座り、作業をはじめていた。男性も2人いた。机の上には、キユーピー、日清食品、ファミリーマートなど会社ごとにマークが仕分けされている。PTAの役員があらかじめ作業してくれていたようだ。

それを「1点」「0.7点」「0.5点」など点数別に、しめじの空き容器に入れるところからが、私たち末端の「係」の作業。同じ点数を10枚並べ、セロハンテープで表と裏を貼って固定する。それがワンセット。

プリントに書いてあったエプロンや軍手を使う機会はなく、楽しくもなければつらくもない単純作業が延々と続く。

「やだ、油でベタベタしてる!」「子どもにやらせればいいのに」「ずっと下を向いて切り貼りしていたら具合が悪くなった人がいたらしい」といった声が聞こえてくる。貼り方のコツを教えあったり、ちょっとした愚痴を漏らしたりするうち、連帯感は生まれてくる、確かに。

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最終更新:7/16(日) 11:10
BuzzFeed Japan