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香取市の殺人事件から1週間 犯人の特定急ぐ 強い殺意による犯行か

7/16(日) 7:19配信

千葉日報オンライン

 千葉県香取市富田の自宅前の路上で岡田幸志さん=当時(71)=が血を流して死亡していた事件から1週間。香取署特別捜査班は、岡田さんの胸に致命傷となる傷があることなどから殺人事件と断定し、50人態勢の特別捜査班を設置して捜査している。胸の傷は心臓にまで達していたといい、特捜班は強固な殺意に基づく犯行とみて、犯人の特定を急いでいる。

◆現場に大量の血

 岡田さんの遺体が見つかったのは9日午後0時半ごろ。自宅前の路上で血を流しうつぶせで倒れているのを近くに住む80代男性が見つけ「男性が血を流して倒れている。意識がない」などと、119番通報した。地元消防隊員が駆け付けたがすでに死亡していた。

 千葉県警は認知から約8時間後に遺体の発見を、翌10日に遺体の身元判明を発表。遺体の状況などから殺人事件の可能性もあるとみて、千葉大で岡田さんの遺体の司法解剖を進めるとともに、殺人容疑で自宅などを捜索した。司法解剖を経て同日午後5時、岡田さんの胸に致命傷となる傷があったこと、遺体発見現場に大量の血があったことや遺体の状況、交通事故の可能性が低いことなどから殺人事件と断定、同署長を長とする特捜班を設置した。

 司法解剖の結果、岡田さんの遺体には首と胸に傷があり、死因は心臓を傷つけられたことによる失血死。特捜班では、岡田さんは9日午前10時半ごろから同日午後0時半ごろまでの間、自宅前の路上で胸などを形状不明の凶器で突き刺されるなどして殺害されたとみている。胸の傷は心臓にまで達しており、強固な殺意に基づく犯行とみられる。遺体発見現場や自宅に争った形跡はなかった。

 岡田さんの妻は6年ほど前から介護施設に入居しており、当時は自宅に1人暮らしだった。9日午前10時半ごろには、近所で1人でいたとの目撃情報があるという。

◆静かな集落に衝撃

 現場はJR成田線水郷駅から東南東約2キロ離れた利根川近く。水田に囲まれた十数軒が集まる静かな集落。人通りは少なく、住民以外はあまり通らない。近くの女性(72)は「トラブルに巻き込まれるような人ではない。小さな集落で今までなかったような事件が起きて怖い」。近くの主婦(87)は「家までリンゴやタケノコを持ってきてくれたことがある優しい人。事件に巻き込まれているような感じはなかった」と話す。

 特捜班は犯人や凶器の特定を急ぐとともに、トラブルの有無などを慎重に調べている。