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龍馬の“記憶”を未来へ

7/16(日) 17:40配信

テレビ高知

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幕末の志士・坂本龍馬の功績を今に伝える手紙が、相次いで発見されていることを踏まえ、全国のファンでつくる団体は、龍馬の記憶を未来に伝えようと、東京でシンポジウムを開きました。

大政奉還から150年の今年、龍馬をめぐっては、当時の功績や幕末の激動期を物語る重要な手紙が相次いで発見されています。そのひとつが暗殺5日前に書いたとされる越前藩の幹部に宛てた手紙で、これまでに見つかっている中で、唯一「新国家」という言葉が記されたもの。

もうひとつが、兄・権平に宛てた手紙で、京都で襲われた「寺田屋事件」の経緯などをつづった一部です。

龍馬ファンでつくる全国龍馬社中と出版大手の「KADOKAWA」は、有識者らによる手紙の解釈を踏まえ、龍馬の記憶をたどろうと、きょう東京で、マスコミに向けたシンポジウムを開きました。

「新国家」の手紙については。

「ここ(越前藩幕臣宅)で龍馬が何を話したのかはっきりとは分かりませんが、龍馬の人間的な魅力が、説得力が非常に高かったということが(伺える)」

「(龍馬は)薩摩なり、土佐なり、大名をバックにおいて、代理者的な立場で有能な交渉者としての力を発揮した。」

「寺田屋事件」の手紙については。

「寺田屋事件はどうやら、薩摩藩と幕府の関係を規定してしまった大きな事件で、『はからぬ幸い』と書いてます。偶然起きたこと。『幕府のあわて者』あわてて龍馬を襲いに来たからでしょ。もしあわてて龍馬を襲いに来なかったらどんな未来だったかを考えると、また別の未来があったはず」

有識者からは、龍馬に関する様々な評価の声があがりました。

「龍馬を突き動かしたのは、志。どういうふうにその志を育んでいったのか。それを育んでいった土佐で多くの皆さんに感じていただきたい」

「龍馬は自分の命を捨てて国のために動いた。その一端が新国家につながり、日本を今一度洗濯しないといけないという言葉につながる。その精神を指導していかないといけない」

「新国家」が記された手紙は、高知市の龍馬の生まれたまち記念館で公開中、「寺田屋事件」に触れた手紙は来月末から、高知城歴史博物館で一般公開されることになっています。

最終更新:7/16(日) 17:40
テレビ高知