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玄海再稼動に反対 新松浦漁協が海上デモ

7/16(日) 9:45配信

長崎新聞

 九州電力が目指す玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に抗議するため、松浦市の新松浦漁協(志水正司組合長、組合員約740人)の組合員ら約220人は15日、原発周辺の沖合で海上デモを実施した。漁船など約70隻からシュプレヒコールを上げ、志水組合長は「真っ向から反対を貫き通す」と読み上げて九電に抗議文を提出した。
 同漁協の本所がある松浦市鷹島町と玄海原発の距離は約8・3キロ。同漁協は二手に分かれて抗議行動を展開した。志水組合長ら役員は同原発関連施設(玄海町)を訪問し、漁民の立場を伝えた。
 抗議文では、万が一、原子力災害が発生し、放射性物質の飛散や汚染水の流出などが起きた場合、漁業者は風評などにより壊滅的な被害を受けると指摘。志水組合長は「漁民は不安を拭い切れない。海の生活を守り抜くために抗議する」と力を込めた。
 一方、漁船など66隻は3、4号機を望む原発周辺の沖合に集結。漁師らは「玄海原発再稼働絶対反対」と記した横断幕や大漁旗を掲げ、「漁民をつぶす気か」「安全な海を子孫に残せ」と繰り返しシュプレヒコールを上げた。
 参加した松浦市鷹島町の男性漁師(59)は「再稼働に関しては漁師を含め多くの住民の生活がかかっている。抗議に誠実に向き合ってほしい」と語った。
 志水組合長は抗議後、報道陣に「漁民の立場を伝えた。九電としてしっかり対応をしていただきたい」と話した。九電側は「漁民が不安に思われるのは当然。回答については、するかどうかも含め検討する」とした。抗議文の内容は、社長を含めた経営陣に伝えるという。

最終更新:7/16(日) 9:45
長崎新聞