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フォーミュラEニューヨークePrixレース1決勝:サム・バードが今季初優勝。初参戦ガスリー、12ポジションアップの7位

7/16(日) 6:21配信

motorsport.com 日本版

 ニューヨークePrix決勝レース1が行われ、DSヴァージンのサム・バードが今季初優勝を果たした。

【リザルト】フォーミュラE第9戦ニューヨークePrix決勝レース1結果

 42周で行われたニューヨークePrixの決勝。ポールポジションを獲得したのはフォーミュラEデビュー戦のアレックス・リンだったが、ターン1のヘアピンで2番グリッドスタートのダニエル・アプト(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)の先行を許してしまう。3番手にはリンのチームメイトであるサム・バードが上がった。

 タイトなコーナーの連続であるということもあり、後方では接触が多発。ジャガーのミッチー・エバンスは右フロントサスペンションにダメージを負い、ルノー・e.ダムスのニコラス・プロストは19番手まで順位を下げてしまった。

 タイトル争いを有利に展開するためにも大量ポイントを獲得したいルーカス・ディ・グラッシ(アプト・シェフラー・アウディ・スポート)は10番手のポジションをキープ。ベルリンで勝利を収めたフェリックス・ローゼンクビスト(マヒンドラ)は予選で17番手に沈んだが、スタート早々に11番手まで浮上してみせた。

 なおこのレースのファンブーストは、アプト、ジャン-エリック・ベルニュ(テチータ)、ディ・グラッシの3人に与えられることとなった。

 アプトから5番手のニック・ハイドフェルド(マヒンドラ)までがひと塊りの状態で、6番手以下を引き離していく。しかし9周目にハイドフェルドがベルニュを、バードがリンをそれぞれオーバーテイクした。

 2番手に上がったバードは、攻撃対象をアプトに変更。あっという間に差を詰め、マシンを左右に振って攻め続けていく。そして16周目のヘアピン状のターン6でアプトをオーバーテイク。バードはついに首位に浮上する。またこれと同じ周にはハイドフェルドがリンをパスして表彰台圏内に上がった。予選では好調だったリンだが、その直後にベルニュにも交わされ、5番手にまで落ちてしまった。

 先頭に立ったバードはハイペースで飛ばし、ひとり旅状態。一方2番手集団には6番手以下のグループが追いつき、大接近戦の様相を呈してきた。その間にベルニュがハイドフェルドを抜いて3番手に上がり、さらにはアプトも抜いて2番手に上がった。

 20周を走り終えた時点でリンが最初にピットイン。バッテリーの残量が足りなかったのだ。

 21周終了時点で、バード、ベルニュ、ステファン・サラザン(テチータ)、ローゼンクビストらがピットインを行った。その翌周はアプト、ハイドフェルド、ディ・グラッシらもピットに向かった。

 各車がピットインを終えた段階で、バードの首位は変わらず。一方ローゼンクビストはさらに順位を上げ、6番手に入ってきた。

 24周目には、5番手をキープしていたリンがストップ。コース脇にクルマを止め、レースを諦めることになった。

 28周目、6番手を行くディ・グラッシがファンブーストを使ってローゼンクビスト攻略を狙うも、オーバーテイクは叶わなかった。ただディ・グラッシは諦めず、ローゼンクビストを追い続ける。そして34周目、ローゼンクビストは防戦しようとした際にオーバースピードとなり、単独スピン。リヤからウォールに突っ込んでしまった。ローゼンクビストはコースに復帰できたものの、リヤウイングを壊し、ピットに戻った。

 マヒンドラにはさらに不運が続く。36周目を走っていたハイドフェルドが、右リヤサスペンションを壊してストップし、リタイアとなった。このハイドフェルドのマシンを回収するため、38周目にセーフティカーが出動する。

 42周目からレースが再開。残り2周の超スプリントバトルになる。

 バードは絶好のリスタートを決め、ベルニュとの差を広げていく。最終ラップでは3番手を走っていたアプトがトラブルによりストップ。代わってステファン・サラザン(テチータ)が3番手に上がった。

 結局バードがトップチェッカー。2位にはベルニュ、3位にはサラザンと、テチータが2-3位を確保した。ディ・グラッシはチームメイトであるアプトの後退により、4位のポジションを手にした。以下ロイック・デュバル(ドラゴン)、オリバー・ターベイ(ネクストEV TCR)と続いた。

 予選はうまくいかなかったブエミの代役を務めたピエール・ガスリー(ルノー・e.ダムス)は12ポジションアップの7位でフィニッシュしている。

 ニューヨークePrixは2日連続開催。第10戦ニューヨークePrix決勝レース2は、7月16日(日)の26時(日本時間)にスタート予定だ。