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九国大付の底力、福岡大会4連覇へ逆転勝ち 苦手の左を攻略、エース前田が投打で“独り舞台”

7/16(日) 9:00配信

西日本スポーツ

 福岡大会は3年連続で夏の甲子園に出場している九州国際大付が7-5で東筑紫学園に競り勝ち、4回戦に駒を進めた。4回途中から登板したエースの前田隆誠(3年)が4安打2失点の好リリーフ。打っても2安打2打点と活躍し、1946年から51年まで6連覇した小倉(小倉中、小倉北)以来の4連覇へ弾みをつけた。東筑などシード校も順当に勝ち上がった。

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 群雄割拠の福岡の夏を3年連続で制した底力を見せた。九州国際大付が逆転勝ちで甲子園へ一歩前進した。「夏は簡単に勝てない。どんな形であれ、星を落とさなければいい」。就任3年目の楠城監督は辛勝も想定内とばかりにほほ笑んだ。

 1点ビハインドの4回1死一、三塁のピンチを迎えると先発の秋元から同じ右でエースの前田にスイッチ。しかし、2死から味方のエラーで3点差に広げられる最悪の展開になった。それでも動じない経験と自信が“夏の九国”にはある。直後、好投していた東筑紫学園の左腕小堤を攻略。打者9人で一挙5点を奪う猛攻でひっくり返した。

 5回には1点差に詰め寄られたが、6回に前田の右中間へのタイムリー二塁打で再び突き放す。「入ってくる球をそのまま打ち返すイメージ通りの打撃ができた」と自画自賛した。

 春季福岡大会では準決勝でサウスポーの吉田を擁する九産大九州に4-6で敗退。昨秋の新チーム結成から左投手に苦しめられてきた。夏を前に、選抜で4強入りした秀岳館(熊本)など左の好投手がいる強豪と練習試合を組むなどして対策を徹底。「練習したことが出せた。点が取れて良かった」と楠城監督はうなずく。周到な準備で勝負の夏に仕上げてくる、したたかさがある。

 8回も3安打を浴びて失点したその裏に自らの適時三塁打で突き放す“独り舞台”を演じた前田は「緊張感で腕が縮こまっていたけど、気持ちを入れ直すことができた」と振り返った。

 前田は初戦で敗れた昨夏の甲子園で最後に打者2人に投げた。「もちろん、あのマウンドにもう一度、帰りたい」。激戦を勝ち抜いて灼熱(しゃくねつ)の大舞台に立つつもりだ。

西日本スポーツ

最終更新:7/16(日) 9:00
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