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フェデラー「もうすぐそこまできている」 [ウィンブルドン]

7/16(日) 12:01配信

THE TENNIS DAILY

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(7月3~16日/グラスコート)。

フェデラーが11度目の決勝へ、8度目のタイトルをかけてチリッチと対決 [ウィンブルドン]

 2003年にロジャー・フェデラー(スイス)が初めてウィンブルドンのタイトルを獲得してからこれまで、彼自身にも多くの変化が見られる。

 まず大きな違いといえば、髪型。以前は髪を後ろに束ね、うっすらと髭をはやしていたが、今は短髪で髭もきっちり剃っている。

 そのほかにも、フェデラーは今年の8月8日で36歳になり、今回のウィンブルドン決勝進出により、1974年にケン・ローズウォール(オーストラリア)が40歳で決勝進出して以来の最年長記録となる。

 フェデラーは、双子の3歳の男の子と8歳の女の子の4人の子供の父親でもある。

 それから、14年前にマーク・フィリポーシス(オーストラリア)とウィンブルドン決勝を戦ったフェデラーは、大きめのラケットでバックハンドを強打する現在のフェデラーとは異なっている。

 実際のところもっとも重要なことは、フェデラーは今もどんな選手にも勝つ力を持っているということだ。

「ロジャーは歳をとっているように思えないし、動きもまったく悪くなっていないよ」と、準決勝でフェデラーに敗れたトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)は言った。

 フェデラーは今年1月、全豪オープンで優勝し、これまでに4つのタイトルを獲得している。今シーズンの通算戦績は30勝2敗だ。

 今年のウィンブルドンでは、これまで6試合を戦い1セットも落としておらず、サービスゲームでは20回ブレークポイントを握られるも4回しか許していない。31年前にビヨン・ボルグ(スウェーデン)だけが1セットも落とすことなくウィンブルドンのタイトルを獲得している。

「ロジャーは今、彼のキャリアの中で最高のプレーをしている。僕にとっては大きな挑戦だよ」と、もうひとつの準決勝で25本のエースを奪い、素晴らしいリターンを見せてサム・クエリー(アメリカ)を倒した第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)は言った。

 フェデラーとチリッチはこれまで7度対戦しており、フェデラーが6勝1敗と勝ち越している。昨年のウィンブルドン準々決勝で両者は対戦しており、チリッチの2セットアップからフェデラーが逆転で勝利している。

 チリッチは、2014年の全米オープン準決勝でフェデラーを6-3 6-4 6-4のストレートで倒した。このあと、決勝で錦織圭(日清食品)を破り、初のグランドスラム・タイトルを獲得した。

「マリンは、2014年の全米オープンでロジャーに完勝しているからね。フェデラーとどのように戦うかの知識が、この決勝戦では重要になってくると思う。過去にグランドスラム・タイトルを獲得した経験も大事なことだよ。マリンはロジャーに勝つには何が必要かをわかっているし、プレッシャーの中でどのように戦えばよいかもわかっているよ」と、チリッチのコーチのひとりであるヨナス・ビヨルクマン(スウェーデン)は言った。

 身長198cm、28歳のチリッチは、サービスやボレーが以前よりもよくなっている。準決勝のクエリー戦で見せたサービスリターンも素晴らしい。

「メンタルの部分で、チリッチにはまだ問題がある。自分自身を信じる力が必要になってくる」と言ったのは、クロアチア人選手として唯一、2001年にウィンブルドンのタイトルを獲得している元チリッチのコーチのゴラン・イバニセビッチ(クロアチア)だ。

 フェデラーの11度目のウィンブルドン決勝進出というのは、一つの同じグランドスラム大会での決勝進出回数の最多記録だ。グランドスラム大会においては、フェデラーはこれまで29度決勝に進んでいて、この記録は2位のラファエル・ナダル(スペイン)よりも7回も多く、グランドスラム大会のタイトル獲得数は、フェデラーの18度に対し、この記録で2位のナダルは15度である。

 ピート・サンプラス(アメリカ)とウィリアム・レンショー(イギリス/1880年代に活躍した選手。この時代は、前年度優勝者はタイトル防衛をかけて、一試合だけ戦うオールカマーズ・ファイナルの方式が採用されていた)だけがフェデラーと同様に7度に渡りウィンブルドンのタイトルを獲得している。

 フェデラーは史上最多のウィンブルドン8度目のタイトル獲得を目指し、チリッチと決勝を戦う。

「ウィンブルドンの決勝戦というのは僕にとって本当に大きいことなんだよ。僕はこの大会が本当に好きだし、テニス選手としての僕の夢はここで叶ったんだ。8度目のタイトル獲得がもうすぐそこまできていることを考えると、本当にうれしいよ」とフェデラーは言った。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

Photo: LONDON, ENG - JULY 14: Roger Federer (SUI) smiles up at fans as he leaves the court after winning his semi-final match during the Wimbledon Championships on July 14, 2017 at the All England Lawn Tennis and Croquet Club in London, England. (Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)

最終更新:7/16(日) 12:01
THE TENNIS DAILY