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ムグルッサがビーナスを圧倒し初優勝「最高の気分」 [ウィンブルドン]

7/16(日) 16:53配信

THE TENNIS DAILY

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(7月3~16日/グラスコート)の女子シングルス決勝で、第14シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)が第10シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を7-5 6-0のストレートで下し初優勝を果たした。

ムグルッサがビーナスを破り、2度目のグランドスラム制覇 [ウィンブルドン]

 23歳のムグルッサは、セレナ・ウィリアムズ(アメリカ)やビ-ナスが活躍している姿をテレビで観戦し育った選手であるが、2016年の全仏オープン決勝ではセレナを倒し、今大会ではビーナスを下してグランドスラム大会のタイトルを獲得することで、ムグルッサ自身がスター選手となった。

「タフな試合になると思っていたわ。ビーナスのような尊敬できる選手とここでプレーできたことはうれしい」とムグルッサは言った。

 ビーナスの決勝進出は、ウィンブルドンで9度目(グランドスラム大会で16度目)となり、6度目(グランドスラム8度目)のタイトル獲得を狙っていた。ビーナスは17年前に初めてウィンブルドンのタイトルを獲得している。

 この試合のビーナスは、第1セット5-4とリードし、セットポイントも2度奪うも、ムグルッサの反撃にあい5-7でこのセットを落とした。

「今日のムグルッサのプレーは本当に素晴らしかった。彼女のプレーは勝利に値するわ」とビナースはコメントした。

 一方、ムグルッサは今回が3度目のグランドスラム大会決勝進出となった。2015年ウィンブルドン決勝では、セレナに敗れたが、2016年の全仏オープン決勝では同じくセレナと対戦し、そのときはムグルッサが勝利してタイトルを獲得した。このセレナとの全仏決勝を最後に、ムグルッサはどの大会においても決勝戦進出はなく、約一年もの間、不調が続いていた。

 ムグルッサは、臨時的にコーチを務めているコンチタ・マルチネス(スペイン)から、ポジティブに考えて自分のプレーをするようにとアドバイスを受け、今大会で調子を取り戻した。セレナやビ-ナスのお株を奪うような早い展開の攻撃的なテニスで、この試合は終始ビーナスを圧倒した。

 スペインのフェドカップ、デビスカップ監督で1994年にウィンブルドンのタイトルを獲得したマルチネスは、「ガルビネは本当に勇敢にプレーをしていた」とコメントした。

「落ち着いてプレーできたと思う。このような大舞台でプレーできて最高の気分よ。ここで素晴らしいプレーをするために練習してきたんだから。センターコートで素晴らしい選手とプレーできることは本当にうれしいし、私にやる気を出させてくれるの」とムグルッサは言った。

 雨によりセンターコートの屋根が閉められた状態で試合が行われたため、ビーナスとムグルッサの打球音が会場に鳴り響いた。

 ビ-ナスのサービスエースで試合は始まったが、ムグルッサは負けじと、ビーナスの時速180kmを超えるサービスを見事にリターンしてポイントを奪った。

 第1セット第10ゲームのビーナス5-4リードでのムグルッサのサービスゲームでは、ビーナスは2本のブレークポイントを握ったが、フォアハンドのエラーとリターンミスでポイントを奪うことができず、ムグルッサにサービスキープを許した。その後、ムグルッサは硬さがなくなり素晴らしいプレーを見せ、ビーナスに1ゲームも与えることなく勝利を決めた。

「ムグルッサは深いボールを打ち、本当に粘り強いプレーをしていたから、ビ-ナスはいつもより1本多くボールを打たなければならなくなっていた」と言ったのは、ビーナスのコーチであるデビッド・ウィット(アメリカ)だ。

 ビーナスはムグルッサの安定したプレーに翻弄され、ミスを連発した。この試合、ビ-ナスの25本のアンフォーストエラーに対し、ムグルッサは11本にとどまった。

 ムグルッサのマッチポイントでは、ビーナスの打ったボールの判定に対し、ムグルッサがチャレンジ・システムによるビデオ判定を要求した。結果は主審の判定をくつがえし、ムグルッサがポイントを奪って勝利を決めた。ムグルッサは、膝を地につけ、手で顔をおさえ喜びをあらわにした。

 ビ-ナスの37歳でのウィンブルドン決勝進出は、決勝進出者として1994年のマルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)以来の最年長記録となった。そのときナブラチロワは、決勝でマルチネスに敗れている。

 ビ-ナスは、2008年に妹セレナを倒してウィンブルドンのタイトルを獲得したのを最後に、優勝から遠ざかっていた。翌年2009年にも彼女は決勝進出を果たしたが、そのときはセレナに敗れた。

「この大会期間中、本当に素晴らしい時間が過ごせたわ」とビーナスはコメントしている。(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

最終更新:7/16(日) 16:53
THE TENNIS DAILY

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