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レッドブル代表、ベッテルとシューマッハーの”近似値”を語る

7/16(日) 14:14配信

motorsport.com 日本版

 セバスチャン・ベッテルの前の”上司”であるレッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、彼がアゼルバイジャンで怒りに任せてルイス・ハミルトンに体当たりしたのは、元気になってきた証拠だと考えている。

【写真】カート時代のベッテル”少年”とシューマッハー

 今季のF1は、ハミルトンとベッテルによる激しいタイトル争いが繰り広げられている。そんな中、先月行われたアゼルバイジャンGPの際には、セーフティカーラン中にベッテルがハミルトンに体当たりするという事件が発生し、論争に発展した。

 ベッテルの行動は、プレッシャーを受けていることが原因だと見る向きも多いが、レッドブルのホーナー代表は、全く別の考えを持っているという。ホーナー曰く、マシンに乗ったベッテルは非常に感情的な人物であり、現状はただ単に彼が激しく戦っているだけだと語る。

「セバスチャンは、ただ自分の心を内を露骨に発しているだけだと思う。そして、彼は非常に激しい戦いに巻き込まれている」

 そうホーナーは語った。

「彼は今年チャンピオンになれる可能性を見付けた。そしてメルセデスに立ち向かっていくために何が必要なのかを知っている」

「彼は考えていることと言動の間にフィルターがないんだ。それは、彼の偉大な側面でもあるんだけどね。でも時折、苦境に立たされることがある」

シューマッハーとの近似値

 2010年から2013年まで、4年連続でワールドチャンピオンに輝いたベッテル。その栄光の歴史を、ホーナーは共に歩んだひとりだ。そのホーナーは、ベッテルにシューマッハーとの類似点を見出したという。

「セバスチャンは素晴らしい人物なんだ」

 そうホーナーは語る。

「皆さんは、彼の性格のほとんどを見ていないと思う。彼は楽しい男だし、英国的なユーモアを好んでいる。さらにチームのメカニックととても良い関係を築いている」

「レッドブルにいた時、彼はファクトリーに来る度に、レセプションやファクトリー周辺の女の子のために、チョコレートを用意してきたんだ」

「彼はいつも、とても度量が広かった。チームに贈り物をするだけじゃないよ。彼は自分の仕事に惜しみなく時間を使い、チームに投資するんだ」

「彼の中には、大きな欲望がある。記録は、彼にとって大きな意味を持つんだ。ミハエル・シューマッハーは、彼にとって偉大なアイドルだった。そして我々が時々目にするのは、”僕が勝つ”という闘争本能だと思う。時には、それに全てをかけていた」

 フェラーリはベッテルをより穏やかにするべきかと尋ねられたホーナーは、次のように語った。

「それは伝えられ方の問題だと思う。とはいえ、フェラーリはとても感情的なチーム。ラテンの雰囲気は、その感情に火をつけることになるかもしれない」

「それが悪いことだと言っているわけじゃない。しかし彼は最終的には彼も普通の人だということ、そして究極の目標を達成するためにどれだけ飢えているかということを示していると思う」

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