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あなたのスマホが早死にする5つの理由

7/16(日) 6:07配信

ハンギョレ新聞

グリーンピース、メーカーに「環境に配慮した生産」を要求

(1)意図的に修理しにくく製作
(2)ますます破損しやすくしている
(3)バッテリー交換がますます困難に
(4)一般工具での自家修理できないように
(5)修理説明書・交換部品を供給せず

メーカーが頻繁な機器交替を誘導
莫大な収益を得ながら資源を浪費

 Hさん(32)は2カ月前にアイフォン6のバッテリーを5万ウォン(約5千円)で交換した。2年間使ったアイフォン6は、数カ月前から充電後の使用時間が急減した。バッテリー一体型のアイフォン6は、ユーザーが自分でバッテリーを交換できないので、Hさんは公式サービスセンター(10万9000ウォン=約1万円)より安い私設修理業者を訪ねた。彼は「スマートフォンを変更したくなくて、バッテリー交換を選んだ」と話した。

 環境団体グリーンピースは5日午前、ソウルの光化門(クァンファムン)広場で「長く使用できる環境にやさしい情報技術(IT)機器の生産を要求」する行事を行った。グリーンピースは、電子企業が過度に新製品を発売して、修理およびアップグレードの困難性などを理由に機器を頻繁に交換させる文化を改善しなければならないと主張した。

 実際、スマートフォンのメーカーは消費者が機器を頻繁に変えることにより毎年莫大な利益を上げている。市場調査機関ストラテジーアナリティックス(SA)の資料によれば、アップルが今年第1四半期にスマートフォンで収めた営業利益は101億8300万ドルと推定された。営業利益率が30.7%に達する。サムスン電子の第1四半期スマートフォン営業利益は15億7700万ドルになると予測した。

 グリーンピースは最近、分解修理専門業者アイフィックス・イットと共に、過去2年間に販売された最も人気があるスマートフォン、タブレットPC、ノートブックの44製品を分解してみて評価した報告書を出した。グリーンピースは、過度な消費と資源浪費はメーカーの責任だと主張した。44製品のうち、半分以上が液晶画面とバッテリーの交替が困難であったり不可能なように製作されていることが分かった。グリーンピースは「メーカーがあなたのスマートフォンを早死にさせる方法」を5つに類型化して説明した。

 第一に、意図的に修理および管理を困難にしている。メモリー交換やハードディスクドライブのアップグレードが以前より困難になっているが、これは部品を最初からマザーボード上にハンダ付けしてあるためという説明だ。グリーンピースは「サムスンとLGの最新スマートフォンの一部とアップルのノートブックがすべてこのような形」と評した。

 第二に、スマートフォンがますます破損しやすくなっている。グリーンピースは「電子機器メーカーが数年前に強化ガラスを導入したが、液晶の破損は相変わらずだ」として「破損の主な理由はガラスで作られたため」と主張した。一方、素材企業のコーニングは「光学的鮮明度と優れたタッチ感度など、固有な特性を持つガラスはモバイル機器のカバー素材として最も理想的な解決策」と反論した。

 第三に、バッテリー交換がますます難しくなっている点だ。調査対象の70%は過度な接着剤使用やデザイン問題のためにバッテリー交換が不可能だったり、ひどく困難と話した。グリーンピースは、生産が中断されたギャラクシーノート7を例にあげて「もしバッテリーだけを簡単に交替できたならば、数百万台の機器を回収しなくても済んだ可能性がある」と主張した。

 この他に「自ら直せる機器は非常に少ないこと」と「修理説明書と交換用部品がほとんど提供されないこと」もスマートフォンを頻繁に機種変更しなければならなくさせていると説明した。

 それでもLG電子のG4とG5はバッテリー交換が容易なようにデザインされ高い点数を受けた反面、サムスン電子のギャラクシーS7とS8は最低の点数を受けた。グリーンピースは「最新モデルであるほど修理が難しくなっていることを確認した。LGのG6や、サムスンのギャラクシーS8の場合、以前のモデルより修理が格段に難しくなった」と話した。

 グリーンピースのゲリー・クックIT分野先任アナリストは「今回の評価で低い点数を受けたアップル、サムスン、マイクロソフトは、製品をデザインする際に修理便宜性を優先的に考慮しなければならない。(モジュール型スマートフォンを発売した)LGは、一時は先導的だったが最新モデルで後退した。環境を考えた革新的デザインを蘇らせるべき」と明らかにした。

イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

最終更新:7/16(日) 6:07
ハンギョレ新聞