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高校野球沖縄大会:興南、好機逃さず着実加点 5回に2安打で2得点

7/16(日) 10:45配信

沖縄タイムス

 少ない好機を逃さず、着実にものにする。それがいまの興南の強さだ。四回まで2安打に抑えられ、0-0で迎えた五回表興南の攻撃、試合は大きく動いた。

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 先頭打者の5番川満大翔が四球で出塁。犠打で1死二塁と、初めて得点圏に走者を進めた。7番渡辺健貴が「初球の変化球が外れていた」と、2球目で狙い球の直球を左前に落とし、1死一、三塁の好機を演出した。

 続く8番里魁斗が初球でスクイズの構えを取ると、相手捕手が投球を後ろにこぼし、捕逸で先制。なおも1死三塁とチャンスは続き、「しっかり引きつけ、引っ張ることを意識した」と、右前適時打で追加点。この回2安打で2点を挙げた。投げては川満、宮城大弥が無失点で抑え、粘る糸満を振り切った。

 「ピンチの後には必ずチャンスが来る。一つのチャンスを確実にものにできた」と里。決勝に向け、すでに気持ちは切り替えた。「あした勝たないと意味がない。全員でチャンスを確実につかみにいく」と引き締めた。(我喜屋あかね)

糸満 痛いスクイズ失敗

 糸満は何度も得点圏に走者を進めたが、チャンスを生かせなかった。準々決勝までの全4試合で15本を決めた犠打はなりを潜め、四回にはスクイズを外されて流れをつかみ損ねた。真玉橋治監督は「あそこで点を取りたかったが、緊張したんだと思う。選手は持っている力を出し切ってくれた」とねぎらった。

 エースの山城智紀は六回から2番手で登板。低めに変化球を集め、4回を投げて打者15人を3安打無失点に抑えた。「背番号1をつけている。自分が投げてチームの雰囲気を変えたかった」と振り返る。

 昨年大会は第1シードながら初戦負け。新チームになってからも、秋は3回戦、春は1回戦で敗れた。最後の夏に4強入りし、山城は「大会ごとにいろんな経験を積めたからこそ、チャレンジャー精神で戦えた」。金城英寿主将も「『絶対負けない』と気持ちが強くなり、チーム全体が成長した」と晴れやかだ。後輩たちに向け「夏の勝利のため、1年間を懸けて頑張ってほしい」とエールを送った。

3回表興南無死一塁、伊礼希龍の中飛で飛び出した一走の里魁斗(右)を中継プレーで刺し併殺とした糸満守備陣。左は一塁手の金城佑真

最終更新:7/16(日) 10:45
沖縄タイムス

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