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かんこ踊りの輪広がる 白峰で白山まつり開幕

7/16(日) 1:25配信

北國新聞社

 白山を開山した泰澄(たいちょう)大師の偉業をたたえる「白山まつり」は15日、白山市白峰地区で、2日間の日程で開幕した。開山1300年にちなみ、1300人の参加を目指した県無形民俗文化財「かんこ踊り」の輪踊りには千人(主催者発表)が集まり、集落に「大輪」を咲かせて節目を祝った。

 泰澄の下山を村人が喜び踊ったのが起源とされる「かんこ踊り」の輪踊りは午後7時ごろに始まった。白山麓の自然や人々の暮らしぶりをうたった歌詞と、「かんこ」と呼ばれる太鼓の音が集落に響く中、住民や来場者が次々と加わり、白峰温泉総湯前の会場に約250メートルの輪をつくった。

 輪踊りには、4月から白峰の文化などを学ぶ金大の外国人留学生が初めて参加した。9カ国・地域出身の留学生25人は、事前に住民から「かんこ踊り」の起源を学んでおり、霊峰への感謝の念を住民と共有しながら、住民とともに太鼓と歌に合わせて体を動かした。

 ベトナム出身のレツー・ホアング・チュックさん(21)は「かんこ踊りは簡単そうに見えて難しかった。長い間伝統をつなぐ住民は素晴らしい」と笑顔を見せた。

 重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)である白峰地区では、児童の金管パレード、子どもみこし、バンドや民謡なども行われた。

 下山する泰澄一行を再現した行列では、泰澄に扮(ふん)した会社員山下和信さん(36)ら14人が集落を練り歩き、来場者が泰澄の功績に思いをはせた。初めてまつりに訪れた谷本正憲知事と、山田憲昭市長らが開会式であいさつした。

 最終日の16日は、「白山延命水」を載せた山台(だし)が巡行する。

 会場近くの織りの資料館白山工房では、県無形文化財の絹織物「牛首紬(うしくびつむぎ)」の展示即売会「織座市」が始まった。着物や小物約500点が並んだほか、牛首紬に使う「玉繭(たままゆ)」を入れた恋守り「恋まゆ」が先行販売された。

 牛首紬を扱う西山産業開発(白山市)が「恋まゆ」を製作した。多彩な柄の牛首紬のお守り袋に玉繭が入っている。16日まで。

北國新聞社

最終更新:7/16(日) 1:25
北國新聞社