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長期金利が小幅上昇、米独金利高警戒で-オペ結果や20年債買いが支え

7/14(金) 8:08配信

Bloomberg

債券市場では長期金利が小幅上昇。前日の米国やドイツ債市場で長期金利が上昇した流れを引き継ぎ、売りが先行した。半面、日本銀行が実施した国債買い入れオペの結果などを受けて20年ゾーンに買いが入り、相場全体を下支えした。

14日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の347回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1ベーシスポイント(bp)高い0.085%で取引を開始し、午後は0.08%にやや戻した。新発5年物の132回債利回りは0.5bp高いマイナス0.045%で推移した後、マイナス0.05%を付けた。

新発20年物の161回債利回りは1.5bp高い0.61%まで売られた後、買いが入って0.595%に戻した。新発30年物の55回債利回りは1.5bp高い0.87%まで上昇後、いったん0.865%を付けたが、再び0.87%に上昇した。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「日銀オペ結果が強くなかったわりには午後の先物は高く始まった。全般的に売り圧力を感じさせる結果だったが予想外にしっかりしている」と指摘。超長期債については、「日銀の操作目標対象でないので金利が上昇しやすいが、その割には20年債がかなりしっかり。投資家の押し目買い姿勢にも変化はない。20年債が0.6%台ならそこそこしっかりした需要がある形で入札をこなしている」と話した。

長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比6銭安の149円97銭で開始し、いったん149円92銭まで下落。午後は日銀オペ結果を受けて持ち直し、1銭高の150円04銭まで上昇する場面があったが、結局は横ばいの150円03銭で引けた。

米独金利上昇

13日の米国債相場は4営業日ぶりに下落。米10年国債利回りは前日比3bp高い2.34%で引けた。欧州債相場の下落に加え、強めの米生産者物価指数などが売り材料となった。ドイツ10年債利回りは2bp高い0.60%に上昇。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が、8月下旬に米ワイオミング州ジャクソンホールで開催されるカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウムに出席すると伝わり、ECBの出口戦略に関する手掛かりが出てくることへの警戒感が背景にある。

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最終更新:7/14(金) 15:51
Bloomberg