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常陸太田でヒアリ24匹 県内初、台湾発コンテナ

7/17(月) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

県は16日、台湾から常陸太田市内の工場に搬送されたコンテナ2基から南米原産の強毒アリ「ヒアリ」計24匹が発見されたと発表した。県内で確認されたのは初めて。県によると、ヒアリが内陸部で見つかったのは国内2例目。24匹はいずれも死んでおり、女王アリは確認されていない。県は「工場敷地内で収まっている」として、コンテナの外に出た可能性は低いとみている。


県環境政策課によると、コンテナは6月26日、台湾の高雄市内で荷詰めされ、高雄港を出港。貨物船で運ばれ、7月3日に青海ふ頭(東京都江東区)に陸揚げされた。12日、陸送により常陸太田市内の工場に到着した。

業者が荷物の搬出やコンテナ内を清掃した際に見つけ、県を通じて環境省に報告。16日に専門機関がヒアリと確認し、県に連絡があった。多くは工業資材を保護する包装フィルムの間などに付着した状態で見つかった。24匹のうち、1匹は生きていたが、県に持参する間に死んだ。

県は発見した業者に、コンテナ到着時の目視確認や捕獲トラップの設置を指示した。

コンテナは荷詰めされた後、開けられることなく、同工場まで搬送された。女王アリや卵、サナギは見つかっておらず、コンテナは12日のうちに同工場から青海ふ頭に戻された。

県は、包装フィルムで資材を梱包(こんぽう)しているときにヒアリを巻き込んだとみている。梱包は密閉状態だったことなどから、荷物から抜け出した可能性は低いとしている。

ヒアリの発見は国内8例目。東京、神奈川、愛知、大阪、兵庫に続き、6都府県となった。港湾エリア以外での発見は、愛知県春日井市に次いで2例目。

県は茨城港常陸那珂港区と鹿島港のコンテナヤードに100メートル間隔で毒餌を設置し、アリの死骸がないか、港湾事務所の職員が毎日点検している。同課は「ヒアリの疑いがある場合は、触らずに県に通報してほしい」と呼び掛けている。 (小室雅一)

茨城新聞社