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「9合目情報局」初開設 富士宮市、富士山の生ネタ発信

7/17(月) 7:30配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 富士宮市は世界遺産富士山の夏山シーズンに合わせて今夏初めて、富士宮口9合目に情報発信拠点を置く。その名も「MI9(エム・アイ・キュー)」。市職員が臨時取材班を結成し、計6日間にわたって富士山の魅力を内外に伝える。

 メンバーは市の広報業務などを担当する情報発信課の4人。英国の秘密情報局「MI6」をもじり、マウントフジ(M)・インフォメーション(I)・9合目の頭文字を組み合わせて命名した。多くの登山者が来訪する7月21~23日と同28~30日に2人ずつ登り、山小屋「万年雪山荘」(標高3460メートル)を拠点に活動する。

 取材の対象は、5合目から山頂までの各山小屋のほか登山道や登山者、8合目富士山衛生センター、バイオトイレ、山頂の富士山本宮浅間大社奥宮で行われる結婚式など多岐にわたる。富士山の環境や登山者の安全を守るための取り組みを写真や動画に収める。

 滞在期間中は随時、市の公式フェイスブックなどSNSに記事を投稿。リアルタイムで楽しめるよう、山頂からの御来光をライブ配信する計画だ。

 結成に至った背景には、富士山のお膝元に住みながらも登山経験がない市民が多く、「麓から観賞する山」という認識が根強い実態がある。登山者として現地に足を運び、生の情報を市民に伝えるのが狙いの一つで、来夏に発行する市の広報紙で特集記事を組んで紹介する。同時に、集めた映像はフリー素材として提供し、報道機関などに使用してもらうことでシティープロモーションにもつなげたい考えだ。

 同課の渡辺文彦課長(53)は「富士山そのものの自然と活用の両面から魅力を伝えることができれば。市民はもちろん、国内外の人たちに“世界の富士山”をさらに広く知ってもらいたい」と話す。

静岡新聞社