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【香港】長地が社名変更へ、不動産以外に重点か

7/17(月) 11:30配信

NNA

 香港の大富豪、李嘉誠氏が率いる大手デベロッパー、長江実業地産(長地)は14日夜、中国語の社名を「長江実業集団」に変更すると発表した。不動産を表わす「地産」の文字を取り除き、不動産開発以外の業務に力を入れる見通しだ。
 英語社名は従来の「Cheung Kong Property Holdings」から「CK Asset Holdings」に改める。変更は臨時株主総会での承認を得る必要がある。
 今回の社名変更は長江グループの企業名の頭文字「CK」への統一を図り、より世界的な投資機会をつかむためと説明した。長地は昨年末以来、不動産投資や航空機リース、インフラ投資など不動産開発以外の事業に計400億HKドル(約5,766億円)以上を出資。2015年に行った旧ハチソン・ワンポアと長江実業の合併・再編後、長地は不動産事業のみを手掛けてきたが、再び経営の多角化に乗り出していた。
 15日付香港経済日報によると、市場では、社名から「Property(不動産)」が取り除かれたことで、むこう3~5年は不動産開発以外の業務に重点を移すとの見方が出ている。香港の不動産市場は近年、中国資本の高値による官有地取得が相次ぎ、競争が激化している。ただ長地は、1億5,000万平方フィート(約1,394万平方メートル)の保有用地があり、向こう数年の不動産開発需要を満たせると強調した。
 ■カナダ資産をグループに売却
 長地は14日、住宅設備サービスのカナダ企業の保有株25%をグループインフラ会社の長江基建集団(CKI)に売却すると発表した。売却額は7億1,500万カナダドル(約636億円)。
 この企業はカナダ・オンタリオを本拠に、「リライアンス・ホーム・コンフォート」ブランドで住宅向けに給湯設備や暖房・換気・空調(HVAC)設備などの提供、メンテナンスといったサービスを手掛ける。長地は今年3月末に買収を発表し、買収額は28億2,000万カナダドルだった。

最終更新:7/17(月) 11:30
NNA