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「天声人語 2017年7月17日」

7/17(月) 7:00配信 有料

朝日新聞デジタル

 いつからかハスは神秘的な音を立てて咲くものと思い込んでいた。石川啄木に〈しづけき朝に音立てゝ白き蓮(はちす)の花さきぬ〉という断定調の詩がある。博物学者南方熊楠(みなかたくまぐす)も、ハスの開く音を聞きに出る習俗について論考を残した▼「本当に音がしますか、何時ごろ鳴りますかという問い合わせをいただく。でも私ら職員は一度も聞いたことがありません」。埼玉県行田(ぎょうだ)市にある公園「古代蓮(はす)の里」で働く山子(やまね)学さん(47)は話す。実際に聞くのは「花が散って葉に落ちた時のドサッという音」。風情の乏しい音らしい▼山子さんの実感によれば、ハスの名所とレンコンの産地はあまり重ならない。……本文:1,208文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

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