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【高校野球静岡大会】浜松開誠館・中根隼人選手 中村紀氏指導で開眼も…

7/17(月) 7:55配信

産経新聞

 コールド負け寸前で迎えた七回表1死一塁でのバッターボックス。「絶対に次につないでやる」という気持ちで打った打球は無情にも遊撃手の前に飛び、6-4-3と渡るダブルプレーでゲームセットを迎えた。

 初戦となった9日の下田戦でタイムリーを含む3打数2安打と気を吐き、春ベスト8の強豪・掛川西が相手のこの試合では打順も6番から4番に昇格。今年4月から非常勤コーチに就任した元プロ野球選手の中村紀洋氏がスタンドで見守る中、いいところを見せようと全力プレーで臨んだが、3打数無安打と結果を残せなかった。

 それでも中村氏は「当初はスライダーを打つことができず、苦労していた。自分がコーチをして急成長した選手の一人」とその成長ぶりに目を細める。中村氏の指導で打撃の際に体が開くクセを矯正、スライダーへの対応もできるようになった。

 くしくもこの試合最後のボールもスライダー。「自分の次に打順が回ってくる代打は今まで一度も公式戦に出たことのない選手。絶対に打席に立たせてやりたい」と強振したが、ヒットには後一歩及ばなかった。

 「軽く打っているのに打球がすごく飛ぶ。自分たちとは全然違う」。プロで活躍した中村氏の指導に心躍る思いだったこの3カ月間を振り返り、最後は笑顔で球場を後にした。(吉沢智美)

最終更新:7/17(月) 7:55
産経新聞