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横浜市長選舌戦火蓋 カジノ誘致や女性支援など争点

7/17(月) 7:55配信

産経新聞

 任期満了に伴う横浜市長選は16日、告示され、いずれも無所属で3選を目指す現職の林文子氏(71)=自民、公明推薦▽元衆院議員で新人の長島一由氏(50)▽元市議で新人の伊藤大貴氏(39)-の3人が立候補を届け出た。投開票は30日。女性活躍支援や企業の積極誘致など林市政への評価や、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致、中学校給食実現などが主な争点となっている。人口が370万人を超える同市の市長選は、14日間に及ぶ熱い戦いの火蓋が切られた。

 ■林氏 「オール横浜」で市政

 林氏は出陣式を終えた後、午前11時半から同市西区の横浜高島屋前で、約100人の支持者らを前に第一声を上げた。待機児童数の大幅減や大手企業の本社誘致といった数々の実績を披露したうえで、「市政は全ての方々の力を借りないと円滑に運営できない。その力を見極めて、どうコーディネートするかが市長の役割だ」と切り出し、「横浜をさらに花開かせるためには、オール横浜の力が必要」と力強く呼びかけ、応援を求めた。

 唯一の女性候補として印象づけようと、自民党の三原じゅん子参院議員ら女性3人がマイクリレーで応援を展開。三原氏は「ラグビーワールドカップなど横浜市を世界にアピールする機会が到来する」と強調し、林氏が自動車販売会社社長だった経歴を引き合いに「日本が誇るトップセールスウーマンに横浜を託していこう」と訴えた。

 ■長島氏 福祉の充実アピール

 長島氏は同10時、西区の横浜高島屋前で第一声。選挙カーの上から「本当にこの横浜にカジノが必要なのか」とカジノ誘致の是非などを中心に、集まった約50人の支持者らに強く問いかけた。

 29歳までフジテレビで記者をしていた経験を生かし、立候補表明からの7カ月間、街頭演説をしながら直接市民の話を聞いて回ったことなどをアピール。続けて逗子市長を8年間務めた際、国民健康保険の値上げを3%に抑えた実績を掲げる一方、2期で約15%値上げした林市長との差を強調した。

 また、敬老パスの割引など福祉政策の充実や中学校給食の実現、税金の無駄を全廃するといった次なる目標を披露。「(今回の市長選は)事実上の住民投票。林市長の『カジノ利権』対『市民主義』との戦い」としたうえで「絶対に勝ちます」と意気込みを語った。

 ■伊藤氏 世界から人呼び込む

 一方、伊藤氏は同10時、青葉区の商業施設「パルテ青葉台」前の広場で第一声。カジノ誘致反対と中学校給食の導入を訴え、集まった約300人の支持者らに応援を求めた。民進党代表代行の江田憲司衆院議員や、選対本部長を務める真山勇一参院議員が応援演説を行った。

 伊藤氏はカジノ誘致反対について、「米国のニューヨークやスペインのバルセロナなどはカジノに頼っていない」と、海外の港湾都市を例にあげたうえで「横浜も歴史と文化を大切にするまちづくりをする。都市の魅力を高めて世界から人を呼び込みたい」と強く訴えた。

 中学校給食導入については、林市長を「中学生の昼食の現状を全く把握していない。教育に関心を持っていないからだ」と厳しく批判。自らは市議として過去10年間、実現を訴えてきたことを強調した。

 ■各候補のアドレス

 林文子氏=http://facebook.com/humikohayashi2017

 長島一由氏=https://www.nagashimakazuyoshi.com

 伊藤大貴氏=http://hiro-chan.net

最終更新:7/17(月) 7:55
産経新聞