ここから本文です

市西宮・山本、5回1安打0封!広島・鞘師スカウト絶賛「関西No・1」/兵庫

7/17(月) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会兵庫大会(16日、市西宮7-0県伊丹=七回コールド、明石トーカロ球場)兵庫大会は明石トーカロなどで2回戦15試合が行われ、市西宮は県伊丹に7-0で七回コールド勝ちした。身長1メートル67と小柄ながら、プロ注目の右腕、山本拓実投手(3年)が最速146キロを計測して5回1安打無失点と好投した。三田松聖は兵庫商に5-2で勝ち、3回戦に進んだ。

 明石トーカロ球場に心地いいミット音が鳴り響いた。身長1メートル67ながら最速147キロを誇る山本が5回1安打の快投で、市西宮を7-0の七回コールド発進に導いた。

 「初戦でチームとして硬くなる可能性もあったので、自分が引っ張っていこうと思った。初戦の入りとしては合格点」

 自慢の直球にキレのあるスライダーなどを織り交ぜ、県伊丹の打線を打ち取っていく。五回二死から左前打で初めての出塁を許したが後続を断ち、1安打無失点とつけいる隙を与えず、この回でマウンドを降りた。

 大会前の6月下旬に選抜大会の覇者・大阪桐蔭との練習試合に登板した。結果は7回3失点も許した安打はわずかに3本。本格派右腕を視察にこの日ネット裏にはプロ8球団11人のスカウトが詰めかけた。広島・鞘師(さやし)スカウトが構えたスピードガンでは146キロを計測。「強烈。関西ナンバーワン。(球速の)平均が140キロを超えている。プロのファームでも140キロを連発する投手はそう何人もいない。すばらしいボールだ」とうなった。

 市西宮は今春、京大に6人、阪大に27人、神大に25人、関関同立に415人が合格した県内有数の進学校。文武両道の毎日を過ごす山本だが、胸にはプロへの思いを秘める。1年の時に受けた模擬試験では、希望する大学の記入欄に『プロ野球選手』と書いたこともある。プロ志望届の提出は熟考中。まずはこの夏に集中する。春の兵庫県大会は準々決勝で報徳学園に敗れた。

 「甲子園にいくには報徳に勝つことが大事。報徳戦までの自分の投球内容にもこだわりたい」

 今春の選抜4強の報徳学園を倒して1964年の選抜以来53年ぶりの甲子園へ。“小さな大エース”がチームを大きな舞台へ導く。