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新型「Core X」発売 一番人気はCore i7-7820X

7/17(月) 13:24配信

ITmedia PC USER

 Intelの新世代ハイエンドCPU「Core X」シリーズが予定通り7月14日に発売された。売り出された上位の「Skylake-X」シリーズ3モデル。下位「Kabylake-X」に属する2モデルもまもなく登場する見込みだ。

【アキバの店頭】

 モデルごとの詳細は以下の通り。

 登場した3モデルの中で特に売れているのは「Core i7-7820X」だ。発売日に売り切れたショップがいくつかあり、Kabylake-Xと同じように予約受付中の札を貼っている価格表を目にした。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「価格的にも10万円を超えるとハードルが上がりますからね。7万円台で16スレッド28レーンのCPUが手に入るということで、バランスを見て選んでいる人が多い印象です」と語る。

 最上位に人気が集中しない理由については、別のショップが「最上位を目指す人はさらに上の18コアモデル『Core i9-7980XE』の登場を待っているでしょうからね。それももうすぐ出るという噂があるので待っているんだと思います」と話していた。

 LGA 2066に対応するCPUが登場したことで、既に潤沢に出回っているX299マザーも動き出す見込みだ。しかし、爆発的な動きは期待されていない様子だ。ドスパラ パーツ館は「ハイエンドのプラットフォームなので、X99からの乗り換えの方を中心にじわじわ広まっていく感じだと思います。マザーの売れ筋も分散していますしね。長い目で見守りたいと思います」と話す。

●マイニング需要に変化あり……? 一部のショップで「落ち着いた感」

 先週もマイニング関連で新製品が話題を集めている。BIOSTARから登場したのはB250搭載の「TB250-BTC PRO」。1基のPCIe x16スロットの前後にPCIe x1スロットが2列になって並んでおり、ATXフォームファクタの基板に11基配置しているのが特徴だ。税込み価格は2万円弱。

 入荷したオリオスペックは「ライザーカードを使うことを前提にした配置ですね。割り切っているぶん、安全に複数GPU環境が構築できるということで注目を集めそうです」と話していた。

 ただ、マイニング需要にも若干の変化が見え隠れするようになってきた。先週末に取材したショップの半数ではマイニング需要は相変わらずとの声を聞いたが、残り半数ではピークアウトを感じるとのコメントが返ってきた。

 少数のRadeon RX 580/570カードを売り場に並べていたパソコンSHOPアークは「Twitterで入荷を告知していないこともありますが、少し前までのように並べたら即座に完売ということはなくなったように思います。まだまだ需要はありますが、一頃の勢いではなくなったかなと」と話していた。

 別のショップからは「外国人の組織的な買い方が落ち着いて、日本人が個人単位で買うのが中心になったからかもしれません。週末には勢いが戻るんじゃないかとも思います」といった意見も聞いた。

 少なくとも。5月後半から7月初旬にかけての熱狂とはまた違った風が吹いてきたとはいえそうだ。

●ASRockやGIGABYTEからも――Ryzen対応のmini-ITXマザーが続々登場!

 Ryzenに対応するSocket AM4搭載のmini-ITXマザーが複数メーカーから登場している。ASRockからはX370搭載の「Fatal1ty X370 Gaming-ITX/ac」とB350搭載の「Fatal1ty AB350 Gaming-ITX/ac」が、ギガバイトからはB350搭載の「GA-AB350N-Gaming WIFI」が売り出された。税込み価格は順に2万円前後と1万6000円前後、1万5000円前後となる。

 Ryzen対応のmini-ITXマザーは4月末にBIOSTARから「X370GTN」と「B350GTN」が登場しているが、ゲーミングモデルはこれまで見られなかった。

 ドスパラ パーツ館は「ゲーミングモデルのような多機能モデルが増えると、小型でハイスペックなメインマシンを組みたいという人にも訴求できるので、一気に選択肢が増えてよかったです。高付加価値ながらそこまで値が張らないのもいいですよね」と新製品を大いに歓迎していた。

●「GTX 1080 Ti LIGHTNING X」とVega Frontier Edition」が出回る

 グラフィックスカードではハイエンド系の話題作が目立っている。複数店で目玉とされていたのは、MSIの「GeForce GTX 1080 Ti LIGHTNING X」。選別チップを採用した高OCモデルで、3連ファンを組み込んだクーラーを採用しており厚みは3スロット分となる。補助電源は8ピン×3個だ。税込み価格は12万4000円前後。

 入荷したオリオスペックは「LIGHTNINGシリーズが登場するのは久しぶりですしニーズがたまっていそうですね。チューニングできる幅もすごいので、この価格帯でも売れると思います」と話していた。Lightningモード時のコアクロックはベース1569MHz/ブースト1683MHzとなる(標準仕様はベース1480MHz/ブースト1582MHz)。

 また、AMD陣営からは、Vegaアーキテクチャを採用したクリエイター向けGPU「Radeon Vega Frontier Edition」の搭載カードが登場している。エーキューブの「RADEON VEGA FRONTIER EDITION AIR」で、税込み価格は18万5000円前後となる。

 入荷したTSUKUMO eX.は「多くの人が目当てにしているゲーム向きの『Radeon RX Vega』はまだですが、コレがまあまあ順当に登場したということで、期待値が上がっていると思います」と話していた。今後の動向を見守っていきたい。

最終更新:7/17(月) 13:24
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